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丘の学び舎 その19

2015年10月29日 校長室より

1029  今年も「感ずべき御母」を小学校・中学校・高等学校、それぞれでお祝いしました。「感ずべき御母」とは、「Mater Admirabilis」と呼ばれる壁画で、ローマのスペイン広場正面にあるトゥリニタ・ディ・モンティの修道院で見ることができます。1844年にポーリーヌ・ペルドゥローという若い女性(後の聖心会シスター)によって描かれました。この修道院は2006年まで聖心女子学院でしたので、「感ずべき御母」の壁画は今もそのまま大切に保存されています。
 世界中の聖心女子学院で、学校のどこかに必ず飾られているこの絵は、百合の花で象徴される、神様と共に生きるマリア様の清さを表しています。勉強や仕事の手を少し止め、静かに神様に心を向けるマリア様のお姿は、聖心女子学院の生徒の理想です。聖心女子学院の児童・生徒も、マリア様の見ておられるものを見ることができる人に成長するよう、「感ずべき御母」が見守ってくださっています。

感ずべき御母
  静けさと落ち着き 伏せられた目の光 あふれる平和 豊かな恵み
  目に見えない大切なものの母
  私たちの目を 見えるものから あなたの見ておられる 
  見えないものへ導いてください
      目に見えない存在
       目に見えない生命
        目に見えない行い
         目に見えない愛へ
  大切でないものにまどわされやすい私たちが 真に価値のあるものを理解し それを望むことができますように。
                                                    「感ずべき御母への祈り」より

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