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聖心の祝日行事を行いました。

2017年6月27日 高等学校

 6月21日(水)の「聖心の祝日記念行事」において、12年生は「共生」をテーマにこれまでの体験学習を振り返りました。

 午前中は、まず各活動の代表による発表と質疑応答を行いました。その後、コーディネーターとして来てくださった甲南女子大学の野崎志帆先生から、「私たちが生きていく中で『自立』とは何か、『依存』とは何か。ケアが必要な人、自己責任が問えない人たちもいる中で、どう『共生』していくのか。」という課題をいただき、8つのグループに分かれて話し合いました。

 午後は、話し合った内容をもとに8人のパネラーが意見を述べ、活発なパネルディスカッションが行われました。野崎先生からは、「今の社会は多数者のためにデザインされた社会ではないか。少数者がケアされなければならない構造になっているのではないか。」「誰もが生まれたときは『依存』しているし、誰もがやがては高齢者になっていくのに、私たちは一面的な能力観で人間を見ていないか。」等、私たちの固定化された人間観や社会観に対する鋭いご指摘がありました。

 今、12年生は進路決定を目前に控え、誰もが人生の岐路に立っています。自分のことだけで精一杯になりがちですが、この一日、皆で意見を交わし深め合ったことで互いの絆を一層深め、また、それぞれが自分の生き方について考え直すよい機会となりました。

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