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丘の学び舎 その13

2013年6月6日 校長室より

「創立90周年」を祝う心

 いよいよ、創立90周年を記念するお祝いが近づいてきましたが、「記念する」という言葉には、「思い起こす」という意味が込められていますので、今度のお祝い日には全校を挙げて、この学校で語り伝えられ、ずっと大切にされている物語(Story)を思い起こしたいと思います。また、「思い起こす」とは単に過去の話を記憶に甦らせるということではありません。今の小林聖心でその物語に命を与えて生きたものとし、未来につなげるということです。そんな「創立90周年」のお祝いにしていきたいですね。

 大切な物語のまず最初は、イエス・キリストという方についてです。2000年以上も前のこと、イエス様は私たち一人ひとりの存在の根本に神様の愛があるのだということを、生涯をかけて、身をもって示してくださいました。この方がいらっしゃらなければ、何も始まりませんでした。イエス様の心に強く惹かれ、イエス様のように生きたいと願って実行された聖マグダレナ・ソフィア・バラというフランスの一人の女性によって、この学校が始まったからです。この女性がいらしたお蔭で、「イエスの聖心」という名前の学校が212年前に始まりました。そして、現在、世界30カ国に広がる、149の学校というネットワークが出来上がったのです。

 次は、聖マグダレナ・ソフィアの思いを受け継いで日本に渡ってきてくださった、欧米からのシスター達のお話です。この話は105年前に始まります。そのシスター方の中に、小林聖心の初代学院長となられ、たくさんの精神的・物質的遺産を残してくださったマザー・マイヤーがいらっしゃいます。小林聖心の子どもたちをこよなく愛し、二度と祖国に帰ることなく教育に献身し、日本の土となってくださったシスター方は100名を超えます。小林聖心の90年という歴史を、天国で一緒に喜んでいてくださることでしょう。このシスター方の存在を決して忘れてはなりません。さらに、そのシスター方の教育に対する篤い思いに心動かされ、小林聖心のためにご尽力くださった恩人の皆様。そして、この学校で教えてくださった先生方と7000名を超える卒業生。本当に多くの方々の心が今もこの学校に生き続けています。そのことに気づき、未来につなげていくのは、2013年の今を共有している私たちの責任であり使命であると言えますね。

 今年の学校の目標「今 ここに 立つ」が示しているとおり、小林聖心の生徒としてしっかりと今を生き、この学校を愛する多くの方々から受け継いだものを皆様らしく表現しながら、過去と未来をつなげていってください。それこそが本当の90周年の記念だと思います。

夏服

2013年6月5日 小学校

 6月1日から小学校は夏服になりました。

 子どもたちは、涼しげな水色の制服に白の帽子をかぶって登校して来ました。

 梅雨入りし、これからますます暑い気候になりますが、
熱中症対策には十分気をつけて快適な学校生活を送りたいと思います。

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お茶室体験

2013年6月3日 高等学校

 5月30日(木)、高校3年生はHRでお茶室体験を行いました。

 曇り空に時折雨がぱらつく生憎のお天気でしたが、庭木の鮮やかな緑に制服の淡いブルーが映え、優しいコントラストを見せていました。

 まず、靴の脱ぎ方、正座の仕方、お辞儀の仕方など和室での作法を教えていただき、更に床の間のお軸や茶花について説明していただいた後、全員が順番にお茶を点てました。

 「金魚」と「青紅葉」という季節感溢れるお菓子も賞味しながら、「和」の心、相手を大切にするおもてなしの心などを学び、落ち着いた有意義な時間を過ごすことができました。

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