小林聖心女子学院ブログ 小林聖心
女子学院
ブログ

ロザリオの集いを行いました。

2015年10月26日 中学校高等学校

 10月23日(金)の昼休み、講堂にてロザリオの集いを行いました。

 カトリック教会では、10月をロザリオの月と定めています。本校でも毎年、10月には信者以外の生徒も集まり、ロザリオを持ってアヴェ・マリアの祈りを唱えます。
 今年は、シリア内戦の犠牲者と難民、東日本大震災で被災した方々のためにお祈りし、小林聖心で学べることへの感謝と、「みこころのこども」として伝統を受け継いでいけるようマリア様のお取り次ぎを願い、共に祈りのひとときを過ごしました。

10231 10232

丘の学び舎 その18

2015年10月26日 校長室より

 中高の体育祭が終わりました。体育祭は中高生が大好きな行事の一つで、グラウンドでは、一日中、熱い闘いが繰り広げられます。小林聖心の体育祭が盛り上がるのには、理由(わけ)があります。

 一つ目は、学年対抗であるということです。それぞれの学年は中学に入学した時から、6つの色の一つを学年のアイデンティティとして、成長していきます。学年カラーを強く意識するのが体育行事であり、体育祭はその頂点にあります。下級生は遠慮することなく上級生に立ち向かい、上級生は手加減することなく、下級生のチャレンジを受けて立ちます。もちろん、種目によっては、中1が一位になることもありえるのが、小林聖心の体育祭の醍醐味です。学年カラーのもとに力を結集し、喜びも悔しさも共有する。この6年間の積み重ねが、生涯の友情を育んでいくのです。

 もう一つは、何にでも本気で取り組むという姿勢です。まさに、小林聖心の生徒らしい姿です。運動の得意な人もそうでない人も、一人一人チームになくてはならない存在として、本気で走り、踊り、そして応援するのです。人間が本気になる姿は、本当に美しいものです。それぞれの本気が響き合って、グラウンドいっぱい本気が広がります。

 熱い学年対抗の競技がすべて終わった後に訪れるのは、学年を越えた一つの小林聖心です。勝っても負けても、一日を共有した中高生でつくる一つの「家庭」。ここに至って初めて、本物の体育祭です。今年もそんな体育祭を無事に終えられたことに感謝致します。

このページのトップへ