小林聖心
女子学院
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修学旅行五日目
修学旅行最終日となった25日は、朝ホテルを出発後、日本26聖人記念館を訪問、桜が満開となった西坂の丘で、聖人たちの厚い信仰と神への愛について改めて思いを致す時となりました。そしてバスで博多へ移動、5日間過ごした九州の地を後に新幹線に乗り、夕方無事に新大阪に帰着しました。
新型コロナウイルス感染症への不安と混乱の中で行われた今回の修学旅行は、これまでとは異なる対応を余儀なくされ、様々な制約と我慢を求められる毎日でしたが、生徒たちは指示をよく守り、互いに声を掛け合いながら、皆元気に、すべての行程を無事に終えることができました。ここまで支えて下さった多くの方々に感謝いたします。
4月からは一回り成長した姿で、最高学年として学校全体を引っ張っていってくれることを期待したいと思います。そして、“Be an effective instrument of peace”~平和の作り手となるために~という修学旅行のテーマに込められた思いを、一人一人が実践していけますように。
修学旅行四日目
修学旅行四日目の今日は、午前中は3つのグループに分かれての研修を行いました。聖母の騎士修道院コースでは、コルベ記念館やルルドの見学、外海コースは、遠藤周作記念館、旧出津救助院、出津教会、黒崎教会を巡り、長崎歴史文化博物館コースは博物館を見学し、それぞれの場所で信仰や殉教、歴史や文化について学びを深めました。
午後からは班別の自主研修の時間。班ごとに計画した日程に従って、春の暖かさの中、地図を片手に路面電車に乗ったり、歩いたりと、それぞれに長崎の街を満喫したようです。夕方、ホテルに帰ってきた生徒たちの手にはいっぱいのお土産が、そしてその表情には満足そうな笑顔が溢れていました。
そして夕食後、修学旅行の締めくくりとして大浦天主堂での「み言葉の祭儀」に与りました。感染症対策のため、例年のようにごミサは出来ませんでしたが、世界宗教史上の奇跡と言われた信徒発見の舞台、また世界遺産でもある天主堂で、皆で心を合わせ、静かに祈る機会がもてたことは、この修学旅行の思い出として生徒たちの心に永く残る体験となったことでしょう。
修学旅行三日目
折り返し点を迎えた修学旅行。23日は二日間お世話になった天草に別れを告げ、フェリーで島原半島に渡り、長崎市に入りました。
長崎ではまず浦上天主堂を訪問、被爆マリア像を見学しました。神父様からのお話を伺って、迫害と被爆という二つの悲しみをもつ浦上の過去に思いを馳せ、この地で流された多くの人々の血と涙と汗を決して忘れてはいけないと心に刻みました。
そして、その後の被爆体験講話と原爆資料館の見学では、改めて原爆の恐ろしさや戦争の愚かさについて考えさせられました。特に実際に原爆を体験された講師の方からの「平和って何ですか?」という問いは生徒たちの心に染みるものだったようです。
移動や見学の多い日程でしたが、最後に平和公園を散策して、夕方無事にホテルに到着しました。
修学旅行二日目
修学旅行2日目、午前中のハイライトは生徒たちが楽しみにしていたイルカウォッチング。昨夜からの強風や高波も収まり、群れになって泳ぐバンドウイルカを間近に見ることが出来て、皆大喜びでした。
午後からは、隠れキリシタンの里に立ち「山の天主堂」として知られる大江天主堂と、世界遺産である崎津集落にひっそりと佇む「海の天主堂」、崎津天主堂を訪れ、祈りのひと時をもちました。キリスト教伝来以来の450年余りの年月、厳しい迫害や弾圧の中で信仰を守り抜いた人々の思いが今に繋がっていることを肌で感じた体験となりました。
温暖な天草にしては肌寒い一日でしたが、90名皆元気に天草の自然や文化、食事を堪能し、学びを深めることができました。感染症対策にも気を配り、食事中の沈黙もよく守り、11年生らしく行動できています。明日からは長崎に入ります。さらに緊張感を持ちつつ、楽しみたいと思います。
修学旅行一日目
11年生の修学旅行が始まりました。
初日の今日は、新大阪から九州新幹線で熊本へ。その後は有明海を車窓に望みながらバスで天草へ移動して、最初の訪問先である天草キリシタン館で天草・島原の乱や天草のキリスト教の歴史について学んだ後、夕方無事にホテルに入りました。出発時はあいにくの雨でしたが、天草諸島に着く頃には雲の切れ間から陽も射し始め、満開の桜が出迎えてくれました。
コロナ禍で多くの行事が中止となる中、ようやく実施できた修学旅行に生徒たちは笑顔いっぱい、皆とても嬉しそうです。高校生活の良き思い出となるよう、感染症対策を万全にして、全員元気に5日間を過ごしたいと思います。
黙想会を行いました。
11年修学旅行5日目



11年修学旅行4日目









11年修学旅行3日目





