2010年12月20日 18:01
12月16日(木)に、デュシェーン・ホールにて、小学生によるクリスマス・ウィッシングが行われました。今年はマザーテレサ生誕100周年の年です。5年生は、「マザーテレサの贈り物〜天国のクリスマス〜」の劇に取り組みました。劇に各学年の聖歌の美しい歌声を交えながら、イエス様のご降誕を祝いました。
マザーテレサがおっしゃった「大切なのは、どれだけ大きな事をするかではなく、小さな事にどれだけ大きな愛をこめるかです」という言葉が、心に響くウイッシングでした。


12月13日(火)中高合同朝礼でのお話です。
「声は人の魂を結びつける」
ベオグラードで30年以上も暮らしておられる詩人の山崎佳代子さんが、11月に東京外国語大学でなさった講演の内容を新聞で拝見し、非常に感銘を受けました。「声は人の魂を結びつける。声を出す時はみんなに届くように出し、声を聴く時は心を込めて聴く。この二つが欠けると社会はほころびる。」というようなお話だったそうです。内戦の続いた旧ユーゴスラビアで国が荒れ果てていくのを目の当たりになさった山崎さんならではのおことばであったと思います。
皆さんの前で話をする機会の多い私ですが、自分の声は皆さんに届いていたのかしら、皆さんと私は声を通してつながったのかしら、と反省させられる思いがします。皆さんはこの一年どうでしたか。自分の声を先生や友達にしっかりと伝えてきましたか。また、先生や友達の声を心を込めて聴きましたか。きれいな声かどうかは問題ではありません。声にはそれぞれの表情があり、その人自身を表します。その人らしい声を味わいながら、クラスの仲間とことばを交わし、魂のつながりを生み出すことができたのでしょうか。
12月17日(金)に聖堂にて中学生によるクリスマス・ウィッシング ミサが行われました。今年の中3の聖歌は「Panis Angelicus」を歌いました。3部合唱の清らかな歌声が響き渡り、昨年と一味違ったウィッシングとなりました。
松村繁彦神父様からクリスマスの意味についてのお話がありました。クリスマスはイエス様のお誕生日として終わらせるのではなく、神さまの恵み(目に見えない物)が、私たち人間というシンボル(目に見える物)として生きていけることをお祝いする日でもある、と学びました。
閉祭の歌では、全員で「Hallelujah Chorus」を合唱し、すてきな歌声とともにミサは終了しました。
ミサ後、各クラスで行ったプラクティスの成果を級長が校長先生に報告し、今年のプラクティスで学んだことを来年も続けていこうという心構えを示しました。
12月7日(火)、Genazzano校留学生は高校2年生のGlobal Issuesのクラスに参加しました。
この授業では、世界に広がる貧困問題・児童労働問題・ジェンダー問題を取り上げ、学んできました。今月は、ホームレス問題を学び、この時間では、オーストラリアでも販売されているホームレスの自立の一助となる雑誌、「ビッグイッシュー」について学びました。
授業のグループ討論の中で、本校生徒が中学校3年間、釜ケ崎に手編みの帽子を送ってきたことや、高校生になってからの体験学習で釜ケ崎「希望の家」で、おにぎり作りの手伝いをしていることなどを留学生に伝えました。留学生からも、メルボルンのホームレスシェルターでの炊き出し体験や、Salvation Army(救世軍)の仕組みなどを学びました。
12月3日(金):聖心姉妹校Stuartholme校の留学生が到着しました。それぞれのホストファミリーに迎えられ、週末を過ごしました。広島や金沢などを訪ね、また学校見学や授業参加しました。
12月9日(木):メルボルンのGenazzano校の留学生と一緒に、小学生との交流会を楽しみました。
小学6年生全員で分担し、生け花、茶道、折り紙、落語、漫才、日本のおもちゃ、といった日本文化を調べ、説明を英語に直し、暗唱できるまで練習し、留学生を迎えました。
夏休みから取り組んだ日本紹介(ジャパンフェスティバル)は大成功、留学生も実際に生け花をしたり、落語を聴いたりと大喜びで、小学生との交流を大変楽しんでいました。
午後には、小林聖心同窓会の皆さん主催の書道と茶道体験に参加し、習字を書き、お茶を点てました。多彩な特技を持つ卒業生の皆さんに支えられ、国際交流を行っています。
12月3日(金)からオーストラリアのブリスベンの聖心姉妹校Stuartholme校から9名の生徒(中学3年から高校2年生)が1週間滞在しました。またメルボルンから、Genazzano校の生徒16名(中学3年から高校2年生)が12月6日(月)から2週間訪問しています。両校ともホームスティをしながら、学校見学や授業参観、また各地へ校外学習に出かけています。
留学生の来日に際し、快く姉妹校留学生を受け入れてくださったご家庭の皆さんに、心より感謝いたします。皆さんとの温かい交流が、留学生にとっては忘れられない一生の宝物になることでしょう。
11月28日から、カトリック教会ではクリスマスの準備をする「待降節」に入りました。
中間テストが終わり、今週月曜(12月6日)から、学校の中ではクリスマスをお祝いする準備が本格的に始まりました。
小林聖心では、学校でクリスマスをお祝いする前9日間を「プラクティス期間」とし、静けさの中にクリスマスを迎える心の準備をしています。普段賑やかな学校も、この期間は静けさで満たされる空間へとなっていきます。そして、朝礼や授業前に沈黙を守り、その結果として献金をします。
今年は、この献金は中学校はフィリピンの子ども達へ、高校はカリタスジャパンを通してハイチで苦しんでいる人へ送られる予定です。