2011年6月28日 16:48
2年生は、今日から水泳の授業が始まりました!
今日もとても暑い日だったので、子どもたちは冷たい水のプールに大喜び!水中じゃんけん、ワニ歩き、ふしうきの練習などに張り切って取り組みました。
明日の体育も待ちきれない様子でした!
6月22日(水)に球技大会を実施しました。バスケットボール、ハンドボール、ドッジボール、
バドミントン、バレーボールの5つを中1から高3までの学年対抗で競います。
総合優勝は高3。この学年の優勝は初めてで、最後の球技大会を有終の美を飾りました。
続く2位は高1、僅差で高2は3位という結果でした。
種目別の優勝は、バスケットボールとハンドボールで高2、ドッジボールとバレーボールでは高3、バドミントンは高1でした。
中学生では3年生がバレーボールで2位、2年生がドッジボールで3位、1年生もハンドボールで3位を獲得するなど大健闘しました。
天候にも恵まれ、早朝、昼休み、放課後の練習を一生懸命頑張った甲斐がありました。
6月18日(土)中高で学校公開が行われました。
まず、説明会で小林聖心の学校生活と卒業後の進路についての話を聞き、その後、小4から小6の人を対象に体験授業がありました。体験授業の美術では、キャンドル作り、国語では俳句を作りました。英語ではネイティブの先生による英会話の授業、宗教・音楽では聖歌を歌い、祈りについてのお話を聞きました。体験授業に続いて、クラブ見学や校内見学・個別相談会も実施されました。
校内ツアーの案内役になった中学校生徒会役員と楽しそうに話をする方も見られ、梅雨空の下ではありましたが、校内にはさわやかな笑顔があふれました。ご来校くださった皆様、ありがとうございました。
「豊かな沈黙の世界」
中間試験が近づき、今年度の学校生活も四分の一が終わろうとしています。自分自身を振り返る節目の時期ですね。昨年度に引き続き、「豊かなことばの世界の中で」という学校目標のもと、皆さん一人ひとり、「ことば」を様々な観点から味わい、深めてきていることと思います。現代では「ことば」といえば、「プレゼンテーション」「ディベート」「スピーチ」など、発信することに重きが置かれがちですが、実はそういった活動の背後には必ず、「読む」「聴く」「書く」「考える」「深める」といった沈黙の作業があるということに気づいていますか。「豊かなことばの世界」には、「豊かな沈黙の世界」が欠かせないのです。
ところで、「最も聖心らしい学校の雰囲気は何ですか。」と問われるならば、私は真っ先に「沈黙です。」と答えます。210年続いてきた聖心女子学院の教育の聖心らしさはそこにあります。もしこの小林聖心から「沈黙」の雰囲気が消えるとしたら、それはもう聖心の学校でなくなるといっても過言ではありません。
昨年、読売新聞の「時代の証言者」という欄で、作家の曽野綾子さんの記事が連載されていました。その4回目では、ご自分の受けた教育について書いておられます。幼稚園から大学までずっと聖心女子学院で過ごし、聖心の教育が身にしみておられる曽野さんは、ご自分の受けた教育の中で最も大切なこととして、「沈黙」について語っておられます。「トイレで子どもたちがおしゃべりすると、シスターから『シーッ!』と怒られる。目的のある所で目的以外のことはするな。トイレはおしゃべりする所じゃないと言われた。」「私たちは沈黙を教えられました。廊下を歩く時も沈黙。廊下は歩くところでしゃべるところではない。電車も沈黙。大きな声で騒いだり走ったりするな。」
なぜ、そんなに沈黙が大切なのでしょうか。曽野さんはこう仰っています。「沈黙に耐えられない人間というのはろくなことがない。」と。つまり、しっかりとした人間になるために、沈黙の時間はとても大切な意味を持つということですね。なぜなら、沈黙の中でこそ「自分を深く考える」ことができるからです。「話すことは、会話の中で相手を見たり、自分の位置を決めたりすること。沈黙は誰と比較するのでもなく、自分はどうなるのか、どうするのかを考える」ことだからです。人のことばかりが気になってうろうろし、つい無駄なおしゃべりで時間を埋めたりしていませんか。沈黙の中で、しっかりと自分の足で立ち、自分はどう考えるのか、自分は何をすべきかを見つめることを通して、自分自身は出来上がっていきます。また同時に、「他人の静寂も侵さない」ために、沈黙は重要です。他人の静寂を大切にすることは、その人を大切にして尊敬を表す、最も美しい態度であると言えます。
今年度も、皆さんがそれぞれの年齢にふさわしい「沈黙の豊かさ」を味わい、しっかりとした人間に成長していってほしいと、心から願っています。
中1ゆり組のクラス合宿が、6月3日(金)の午後から4日(土)の朝にかけて、本校の敷地内にある教育施設ロザリオヒル・マイヤーホールで行われました。
1つ目のプログラム「すごろくトーク」では、班の人の様々な一面を知り、賑やかな雰囲気になりました。2つ目のプログラム「バスは待ってくれない」では、班の中で自分がどのように活躍できたのか、協力することの大切さを学びました。
最後にクラス全体で「大嵐」などを行い、体を動かして楽しむことができました。
夕食の「聖心わかち合い鍋」では、班ごとに個性溢れる鍋を作り、お腹いっぱいになりました。
2日目は、みんなで過ごしたマイヤーホールを感謝を込めて清掃し、2日間の合宿を静かに振り返り終了しました。
この合宿を通して、お互いに思いやりを持って協力し合った経験を活かし、ゆり組の雰囲気をより良い方向へ高められるよう、今後の活躍に期待します。