2012年1月31日 08:46
1月以降、高校3年生のうち進路が決まっている生徒達は特別授業を受けています。教科書の内容から視野を広げて、専門的な学びの一端に触れたり、生活に役立つ実習や外部から来られる先生の特別講義を受けるなどしています。
1月27日(金)には聖心女子大学との連携企画として、哲学科の加藤和哉教授の特別授業「『倫理学』?技術と人間社会」を行いました。20世紀に入り、人間がどのように自然を支配する力を手に入れたのか、現代社会の諸技術誕生の歴史やエネルギー消費量の変化等の資料を辿りながら、「できることには責任がある」という道徳の根本原則に基づいて、私たちが現実をどのように捉え、どのように生きていけばよいのか問題提起されました。
東日本大震災や台風の被害が甚大であった昨年は、現代社会が持つ弱さを否応なく実感させられましたが、私たち一人一人にできることは何か、あらためて考える時間となりました。