2012年2月27日 10:39
2月18日(土)、高等学校の卒業式が行われました。
厳かな雰囲気の中、高校3年生一人ひとりに、校長から卒業証書が渡されます。校歌を友と合唱することも、これで最後です。
卒業式に引き続いて、卒業感謝ミサが行われました。高校3年生全員で祭壇を囲み、感謝の祈りをささげます。3年、6年、12年と小林聖心で過ごした時間はそれぞれ異なりますが、たくさんの思い出を胸に、84回生オレンジの学年は新しい世界へはばたいていきました。
高3は2月9日(木)、芦屋市にある虚子記念文学館を訪れました。これは毎年恒例となっている行事で、本校卒業生で朝日俳壇の選者でいらっしゃる稲畑汀子先生に俳句の世界についてお話しいただきます。
1月25日(水)に本校で俳句講座を行っていただき、俳句のお話や稲畑先生が在校しておられた頃の小林聖心の様子などを伺った後、生徒一人一人が俳句作りに挑戦。その俳句を虚子記念文学館で先生が講評して下さいます。友人が作った俳句を互いに鑑賞しあった後、文学館の展示を拝観しました。
2月10日(金)には大阪地方裁判所へ法廷見学に出かけました。初めて裁判を傍聴し、現実の世界で起こっていることに間近に接して、多くの刺激を受けました。15日(水)には、弁護士の先生から法律講話を伺う予定です。
2月3日(金)中学校英語暗誦大会が開催されました。
英語暗誦部門において、中学1年生は全員で "Pigeon"シリーズの絵本を暗誦しました。話に合わせて表情や声音を変えるなど、大変表現豊かな楽しい発表となりました。ピアノ伴奏とともに"ドレミの歌"を全員が歌い終わると拍手喝采を受けました。
中学2年生は 映画 "Mary Poppins"の3つの場面を、情景が目の当たりに浮かぶように感情を込めて、クラスと学年代表者が暗誦しました。また、全員で"A Spoonful of Sugar"を声を合わせて歌いました。
中学3年生は1992年地球サミットでのセヴァン・スズキ(当時12歳)のスピーチを学年代表者が暗誦し、環境を守る事の大切さを力強く聴衆にうったえました。
オリジナルスピーチ部門では中2は、使える英語の大切さ、ダイエットについて、勇気と夢を与えてくれたスポーツ、ブランド商品を持つこと、自分の意見を述べること、のテーマで自分の意見を英語で発表しました。
中3は想像力の大切さ、身近な環境の変化から考える温暖化、バランスある学校生活の過ごし方、留学生を受け入れた体験を通して学んだこと、曾祖母が認知症となった体験から学んだこと、などのテーマで発表しました。
自分の意見をまとめてスピーチにまとめることは一朝一夕に出来ることではありません。日頃から様々なテーマについて考え、英語で意見をまとめる、という大変な努力をしています。
暗誦部門も、オリジナルスピーチ部門も、くり返し練習することで上達し、暗誦大会当日には落ち着いて最高の発表をすることができました。
高3特別授業として、1月31日(火)に池坊中央研修学院教授の野田学先生をお迎えして華道講座が行われました。
ただ花を上手にいけようということではなく、私たちと同じように生きている花と向き合う時間を大切にするようにとお話しいただき、先生のデモンストレーションを拝見して、いよいよ「いけ花」にチャレンジ!一つ一つの花の持つ個性を生かすように、そして美しい花から新たな美しさを生み出すように・・・でき上がった作品にはそれぞれの味わいがありました。
2月2日(木)には6月にHRで実施した「お茶室体験」第2弾として「茶道講座」を行いました。
前回からはもう一歩進んで、より実践的にお茶を頂く作法について学びました。節分にちなんだかわいい「お多福」のお菓子に、頬がゆるむひとときでした。
1月31日(火)、中3のST(総合的な学習)の授業で卒業生の方に来ていただきお話を伺いました。
76回生池田真理子さん、77回生才本紫乃さん、78回生竹下ひかりさんの3名から中高時代の小林聖心の学校生活、そして進路決定の決め手や大学や大学院で学んだこと、また社会に出て小林聖心で学んだことが社会に出てどのように生きているかなどを聞きました。「社会に出て社員教育を受けても自然に立ち居振る舞いができたのは、聖心で身につけた礼儀作法であった」「外見を着飾ることでなく、自然に出てくる立ち居振る舞いこそが、アクセサリーである。」というお話が印象的でした。