2015年度中学校入試の出題内容、問題を解く時に心がけてほしいこと、勉強を進めるにあたってのアドバイスを掲載しました。
来年度の入試に向けて、出題内容や問題を解く時に心がけてほしいこと、勉強を進めるにあたってのアドバイスを、科目ごとにお知らせします。(10月・11月の入試説明会でお知らせした内容と同じです。)入試まで残り1か月半となり、寒くなってきましたが、体調に気をつけて勉強を進めて下さい。
国語
求める力
- 読解力
- 思考力
- 表現力
- 語彙(ごい)力
2014年度入試の結果より
自分の言葉でまとめることが大切です。
来年度の出題
- 難易度:A日程・B日程 同じ
- 出題:説明的文章(1題),物語(1題),言葉の基礎問題(1~3題程度)
- 「説明的文章」「物語」--- 2000字~3000字程度
- 「言葉」---熟語、慣用句、言葉のきまり、ことわざ など
- 「作文問題」--- なし
- ※ 物語の問題で、 80字以上100字以内で答える問題あり
答え方
- 問いの文をよく読む ---抜き出して答えるか、自分の言葉でまとめるか など
- 分かりやすく、正しい文に
- 減点 --- 文法の誤り、誤字・脱字、ら抜き表現
- 文末の表現
- 問い「~とはどんなことですか。」→ 答え「~ということ。」
- 問い「~はなぜですか。」 → 答え「~だから。」
- 字数制限
- 制限字数の8割以上で答える
- 8割未満、または超えた場合の得点はなし
- 文字はていねいに書く(漢字は、「とめ」「はね」にも注意する)
勉強していく上でのアドバイス
- 約5分以内で、2000字~3000字の文章を読む練習をすること
- 読み取ったこと、考えたことを自分の言葉で書いてまとめること
- 漢字の読み書きと意味の学習をすること
算数
求める力
- 文章を読み取って状況を把握する力
- 自分で考えたことを自分の言葉で正確に表現する力
- そのための基本的な知識と技術力
来年度の出題
- 問題は、大問1~5番まで
- 1番---計算や小問が10題
- 2~5番---文章題
- 難易度は、A日程・B日程 同じ
答え方
- 解答に「式」や「考え方」をしっかり書き、消さずに残しておくこと
勉強していく上でのアドバイス
- 過去の問題を解いておく
- 自分の考えを表現できるようにしておく
理科
求める力
- 基礎的な知識と、それをもとに考える力
2014年度入試の結果より
- 物理分野 ---光、電磁石
- 化学分野 ---水溶液
- 生物分野 ---メダカの生態
- 地学分野 ---天体 をそれぞれ出題した
- 全体の平均点--49点 / 80点満点 (約61.3%)
- 平均点がとれていた人
- 教科書を中心に基礎的な内容を理解できていた
- グラフや図を落ち着いて読み取れていた
来年度の出題
- 30分間、60点満点の試験になる
- 物理・化学・生物・地学の4分野から基本的な問題を均等に出題する
- 語句などを選択肢から選ぶ問題を多く出題する
社会
求める力
- 日本の地理と日本の歴史について、基本的な知識と考える力
- 世の中の出来事への興味・関心
来年度の出題
- 30分間、60点満点 (地理 約20点、歴史 約40点)の試験になる
- 大問は4問 (地理2問、歴史2問)
- 全部で30~40問
- 記号、言葉、文章で答えるものをバランスよく出題する
勉強していく上でのアドバイス
- 小学校で学ぶことを丁寧に学習しておくこと
- 応用問題、政治や憲法、時事問題などが出ることもある
- 学校で漢字で習った言葉は漢字で書く (ひらがなでも書いた方がよい)
- 考える力をみる ので、物事がなぜそうなっているかを理解しておくこと
- 地理では、気候や生産量などのグラフ、地図などの資料とくらしや産業を結びつける問題など
- 歴史では、「理由」 「時代と文化」 「できごとを年代順に並べる問題」 など