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丘の学び舎 その58(中高生版)

2020年5月22日 校長室より

中高生の皆さんへ
来週の月曜日5月25日は、創立者聖マグダレナ・ソフィアの祝日です。いつもの年なら、廊下を歩くと聖歌の練習が聞こえてきたり、校舎のあちこちに聖マグダレナ・ソフィアにまつわる写真等が飾られたりしていて、お祝いのムードが高まっている頃です。聖マグダレナ・ソフィアの歌を思わず口ずさんでしまいます。
ここからは、親しみを込めてマザー・バラとお呼びすることにします。パリのロダン美術館が、1820年~1907年まで聖心女子学院だったことはご存知だと思いますが、その学校の庭に、「マザー・バラの木」と皆が呼んでいた一本の杉の木がありました。マザーは、その木陰で子供たちを集めてお話をしたり、一人で祈ったりするのが大好きでした。今はもうその木はないのですが、昨年オーストラリアのブリスベンに行った時、訪問した修道院の一室で聖心会のロゴがついた整理棚を見つけ、不思議に思って中を覗いてみると、「この棚は、パリのマザー・バラの木で作ったものです」と書かれたプレートが張り付けてありました。オーストラリアで「マザー・バラの木」にお目にかかれるとは思ってもいなかったので、とても心が熱くなり、思わず撫でてしまいました。
小林の修道院がロザリオヒルに引っ越してから、はや一年が過ぎました。引っ越したばかりのある日、オラトリー(小さい聖堂)に座っていてふと庭の方を見ると、一本の木が目に留まりました。それ程大きくない木ですが、まるで絵本でも見ているかのように、その木陰にマザー・バラが座って、子供たちにお話をしている光景が浮かんできました。以来、私は勝手にその木を「マザー・バラの木」と思っています。そして、オラトリーで祈る時には、小林聖心の子供たちがその木陰に集まって、マザー・バラからお話を伺っている姿を想像しては、楽しんでいるのです。
今年のお祝い日も、マザー・バラが皆さんに優しく語りかけてくださいますように。そして、こんな辛いことが起こっている時だけに、どんなに皆さんのことを思っていてくださるか、そのお心に触れることができますように。

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