丘の学び舎 その95
そして夜々には 重たい地球が あらゆる星の群れから 寂寥のなかへ落ちる
われわれはみんな落ちる この手も落ちる ほかをごらん 落下はすべてにあるのだ けれども ただひとり この落下を 限りなくやさしく その両手に支えている者がある (富士川英郎 訳) 命の不思議さや生きていることの意味を考えることの多い季節。落ち葉のようにやがて落ちいくこの私を、限りなく優しく、そっと受け止めてくださる方の大きな手があることに、心の安らぎを覚えます。 先週、中高では、全校放送で、「死者の月 追悼の祈り」を捧げました。イエス様が約束してくださったように、一人ひとりにとっての永遠の居場所が天の神様のもとにあるということを、このリルケの詩は、確信させてくれます。