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丘の学び舎 その97

2020年11月23日 校長室より

11月23日

勤労感謝の日に因み、中高では、先週、日頃、学校生活でお世話になっている方々に感謝を表す日がありました。例年ですと、生徒手作りのケーキやクッキーが届くのですが、このコロナ禍で生徒も考えたのでしょう。今回は、手作りの「小豆カイロ」が、感謝カードとともに届きました。先生方や職員の方々全員分、心を込めて作ってくれたことを思うと、体も心も温まるようでした。
「小豆カイロ」とは、よく考えたものです。私はそういうものがあることを初めて知りました。小豆は水分を多く含んでおり、加熱すると、その水分が温かな水蒸気となって出てきます。蒸気による温熱は、体の奥まで届くという特徴があり、電子レンジで温めることで何度も使える、とてもエコなカイロだそうです。
ところで、アメリカでは、11月の第4木曜日に「感謝祭」を祝います。遠方からも家族が集まって食事を共にすることを楽しむ大きなお祝いですが、COVID-19の中、今年の感謝祭はいったいどうなるのでしょうか。イギリスから最初に入植したピルグリムファーザーズと、彼らに食料をくれたり、作物の栽培方法を教えたりして助けてくれた先住民のワンパノアグ族が、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされています。食事を共にし、神に感謝を捧げる宗教的な意味合いが強かったと考えられています。
「勤労感謝の日」にあたり、私たちの生活が多くの方々の働きによって支えられていることを感謝したいです。この一年近く、本当にたくさんの医療従事者の方々が、危険にさらされながらも自らを顧みることなく、ウィルスと闘って働いてくださいました。また、生活必需品が途絶えることのないように、流通や販売等、休む間もなく働いてくださった方々、食料を供給し続けて私たちの命を養ってくださった方々、本当に多くの方々の働きのお陰でここまで来ることができました。感染拡大第三波に襲われている日本ですが、私たちの思いをはるかに超えた神様の思いにすべてをゆだねて、一日一日を丁寧に過ごしていきたいと思います。
生徒から贈られた「小豆カイロ」のぬくもりが、ポストコロナへの希望のしるしです。

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