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丘の学び舎 その103

2021年1月4日 校長室より

新年明けましておめでとうございます。
2020年は終わりましたが、国内外のコロナ情報を耳にすると、晴れやかな気持ちで新年の挨拶ができないのが残念です。しかし、神様の祝福をいただき、新しい気持ちで、二度と戻らない一日一日を丁寧に過ごしていきたいものです。学校は未来を創り出す子供達を預かっています。できる限り通常に近い学校生活の中で、できる限り豊かな学びを通して、児童生徒が大きく成長できますよう、今年も努めて参ります。
毎年1月1日、教皇フランシスコは全世界に向けて「世界平和の日」メッセージを発表なさいます。今年のテーマは、「平和への道のりとしてのケアの文化」です。この一年の間に、人類は、健康危機のみならず、気候、食料、経済、移住等、密接に結びついた世界的規模の課題がいっそう深刻になるのを経験しました。命がけで全力を尽くして患者のケアに当たってくださっている医療従事者や保健機関の方々がおられる一方、ナショナリズムや人種差別、外国人排斥、そして戦争や紛争が新たに勢いを増してきていることも、否定できません。
コロナ禍を通して、私たちは様々なことに気づかされました。中でも、兄弟愛に満ちた関係に基づいた社会を築くために、互いをケアしたり被造物を大切にしたりすることがいかに重要であるかということを実感する一年でした。そこで、教皇様は、現代世界にはびこる「無関心の文化」、「使い捨ての文化」、「対立の文化」に打ち勝つための「ケアの文化」を世界中の人々に呼びかけられました。
人が出会い共に生きる場、家庭であれ、学校であれ、職場であれ、どこにおいても、「物理的距離」ゆえに壁を建て、無関心になるのではなく、人の痛みに気づいて配慮し、何らかの行動に移し、「ケアの文化」をつくりだす一人になれますように。小林聖心で育つ子供たちがそんな「ケアの文化」の担い手となることができるのであれば、それこそが大いなる希望です。
共にいてくださる神様にすべてを委ね、子供たちとよい一年にしていきたいと願っています。

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