キリストはぶどうの木 わたしはその枝の一つ
キリストは葡萄の木、わたしはその枝の一つ
先週の宗教朝礼で、ぶどうを食べるのが大好きなおじいちゃまのお話をしてくださったのは田村先生です。
田村先生のおじいちゃまは、おばあちゃまの影響で
知らず知らずのうちに、神様からいただいた葡萄の実を召し上がっていたそうです。
まず1つめは、
おじいちゃまが、マザーマイヤーにお会いしたとき。
当時おじいちゃまは、娘を小林聖心に入れることを反対されていたのですが、
小林の1回生であるおばあちゃまの熱意でマザーマイヤーにお会いになりました。
今までシスターによる教育に疑問を感じておられたおじいちゃまでしたが、これを機に娘を小林聖心に入学させることを決心されました。
そして2つめは、
戦時中、焼夷弾が飛び交う中、家族みんなで防空壕に身を隠していたとき。
家族みんなが神様にお祈りしているのを見て、おじいちゃまもお祈りをなさったそうです。
そうすると「もう死ぬかもしれない!」という恐怖の中でも、不思議と心が静まり自然と心を向けることができたのでしょう。
こうして神様からの葡萄をたくさん召し上がったおじいちゃまは
小林聖心のお聖堂で洗礼を受けることになったのです。
わたしたち一人ひとりは神様の葡萄の木につながっている枝です。
神様の愛情をたっぷり浴びて実った葡萄を、そばにいる人たちに
分け与えていくことができますように。
科学館見学に行きました。
中学2年生は9月18日(木)に、総合的な学習(ST)の一環として、大阪市立科学館の見学に行きました。
穏やかな天気の下、3クラス揃っての課外活動となりました。生徒は展示や体験コーナーを通し、科学の面白さに触れることができたようです。
2年生は毎年、後期のSTの授業で、自然科学に関する研究・実験をし、成果を発表する「小林聖心科学館」を開催しています。今回の課外活動は、そのための研究テーマの発見や、結果の展示方法を学習することが目的でした。
実際に見て感じた事を、今後の研究活動に活かしてくれることと思います。
小学校合唱祭
合唱祭が行われました。
初めて学年そろって全校生の前で歌った1年生、
ひとまわり大きくなった体で力いっぱい歌った2年生、
サンバのリズムに乗って元気に歌った3年生、
初めての2部合唱にチャレンジした4年生、
StageⅡとして少し大人びた歌詞への思いも深めて歌った5年生、
小学校最後の合唱祭として思いをこめ、高度な曲を清々しく歌いきった6年生、
それぞれの思いが歌声にのって、みんなの心に届いたことでしょう。
最後には、児童も先生も6年生の保護者の方も一緒に、「ありがとうの花」を歌いました。思わず友だちと手をつないで歌い始めた1年生の姿がありました。友だちと心を合わせて響き合い、歌を通してつながる経験を、一生の宝物にしてほしいと思います。
StageⅡで朝礼を行いました。
9月12日(金)にStage別朝礼を行いました。
いつも中庭では中学1年生から3年生が整列して朝礼を行っていますが、この日はStage Ⅱ(小学5年生~中学2年生)の児童生徒が集まって朝礼を行いました。
鐘の音を静かに聴き祈る雰囲気や、生徒会が中心となって並ぶいつもの中学生の朝礼を、小学生と共有しました。
また、Stage Ⅲの中学3年生は、高校生と一緒に講堂で朝礼をしました。
5年生稲刈り体験
5年生が、宝塚の西谷地区にある田んぼで稲刈りを行いました。この稲は、5月に児童が田植えを行い、農家や方に大切に育てていただいたものです。慣れない鎌を上手に使い、1人10株ずつを刈り取りました。その後、刈り取った稲束をコンバインまで運び、脱穀をしていただきました。それだけの作業でも子どもたちは疲れた様子でしたが、農家の方から、「『米』という字は八十八と書きます。そこから育てるのに88の手間がかかると言われています。」と教えていただき、さらに驚いたようでした。安全で豊かな食は、多くの方々の苦労と愛情の結晶であることを実感しました。
StageⅠ朝礼
今日はStageⅠ朝礼が開かれ1~4年生までの子どもたちが体育館に集まりました。
これまで4年生はお弁当の時間に下級生の教室を回り、校内で起きている問題をくみ上げました。
4年生はそれらの内容を映画風に仕上げ、スクリーンで上映。
堂々と発表するお姉さんの姿に感動する1年生、
校内の過ごし方について考える2年生、
来年は自分たちがStageⅠだと意識しはじめた3年生。
最高学年として一生懸命下級生を引っ張る4年生。
それぞれの学年が、それぞれの思いで参加した朝礼になりました。
巡礼の旅 ジョワニ―編
<ジョワニ―編>
旅の最後に訪れたのは聖マグダレナ・ソフィアの生誕地、ジョワニーという町です。
パリから160㎞ほど離れて、ブルゴーニュ地方の入り口です。
川のほとりにはレンガ造りの家が建ち並び、この旅の中で一番静かで自然の多い町でした。
ジョワニーには、聖マグダレナ・ソフィアの生家があります。現在は聖心会のシスター方が住んでおられ、そこを訪れる卒業生や黙想を希望する人のお世話をしてくださっています。
聖マグダレナ・ソフィアは、火事が原因で予定日よりも早く産まれ、とても体が小さかったというのは有名なお話です。
実際に、火事が起こった場所の梁が今でも残っており、他のものと比べて黒くなっていました。
他にも、聖マグダレナ・ソフィアが勉強していたお部屋、フランス革命中に兄ルイが隠れていた屋根裏も見せていただくことができました。
また、聖マグダレナ・ソフィアは幼少期から葡萄畑で走り回って遊んだというのも有名なお話です。実際にその葡萄畑にも足を運んでみると、そこは1メートルほどの高さの葡萄の木がどこまでも続く、たいへん気持ちのよい場所で心が弾みました。
この場所で、幼いソフィが時間を忘れて遊んでいたことを想像していると、小林の子どもたちの様子とも重なりなんだか胸が熱くなりました。
10日間の巡礼の旅で訪れたすべての町で、そこで働いておられるシスター方が熱心に案内してくださいました。聖心女子学院が創立されてから約200年。聖心会のシスター方が命がけで世界中に広め、守ってきてくださったことを痛感しました。
聖マグダレナ・ソフィアのご遺体に祈りを捧げた日から一歩ずつ彼女に近づいたような気がします。
聖心女子学院は、乱世の中で生まれた学校です。その時代に何が必要なのか、未来を築いていく子どもたちにどのような教育が必要なのか先を見越して創立された学校であったことをこの旅を通して知りました。
巡礼の旅 グルノーブル編
旅の後半は、フランスに戻り聖フィリピン・デュシェーンと聖マグダレナ・ソフィアの生い立ち、お二人の関係を巡る旅となりました。
<グルノーブル編>
ローマからマルセイユへ飛行機で移動し、バスに乗り換え3時間30分かけてグルノーブルという町に入りました。
グルノーブルは、フランスの南東部に位置する都市で、聖フィリピン・デュシェーンが生まれ育った町です。
わたしたちは、聖フィリピン・デュシェーンが通ったサントマリ・ドンオウ教会や、彼女の生家を訪れることができました。
フィリピンの父は、当時グルノーブルの地方議員であり啓蒙思想に強く影響を受けた力のある成功者でした。サントマリ・ドンオウ修道会の学校で育ったフィリピンは、修道女への道を望みますが、両親に受け入れられず、一度修道院から自宅に引き戻されます。しかしフィリピンは、五年間もの間、家の中で修道女のような生活をおくるようになったそうです。
しかしフィリピンの強い熱意と信仰により、とうとう彼女は1788年修練女の黒い修道服と白いベールを受ける事ができたのです。
サントマリ・ドンオウには、今でもフィリピンと聖マグダレナ・ソフィアが出会ったと考えられている石畳の坂道もそのまま残っていました。
聖フィリピン・デュシェーンの聖遺物が保管されているサンティボー教会では、命がけでアメリカの辺境の地へ渡り、生涯をかけて聖心の教えを広めてくださった事に心から感謝し祈りを捧げました。
二学期の学習がはじまりました。
昨日から通常通りの授業がはじまりました。
少しずつ夏休み明けの体と頭を、切り替えていきます。
生憎の雨で、お外で遊べない子どもたちでしたが、夏休み中のお話を友達にしたり、友達の自由研究を見せてもらったりと、夏休み明けならではの昼休みになったようです。