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小学校
2014.12.22
クリスマス・ウィッシング

 

 

 毎年、全校生でクリスマスのお祝いをする「クリスマス・ウィッシング」。5年生が劇を担当し、他の学年が歌やリコーダーを演奏します。今年の劇は、「クリスマスのりんご」というお話でした。こんなお話です。

 

 舞台は、近世ヨーロッパ。主人公は時計作りのヘルマン。ヘルマンは、時間やお金を誰か困っている人のために使うことを厭わない、心優しい人だった。ヘルマンの住む町には、古くから伝わるクリスマスの伝説があった。それは、他の贈り物よりもイエス様を喜ばせるものがあれば、その贈り物をイエス様がお取りになる、というものだった。

 ヘルマンは、クリスマスにイエス様に捧げるために、何年もかけて贈り物の時計を作っていたが、近所に住む少女トルーデのために、その大切な時計を売ることになってしまった。そんなヘルマンがクリスマスの晩、イエス様に捧げることができたのは、りんご一つだけだった。りんご一つだけを祭壇に捧げに行くヘルマンに向かって、聴衆から非難がわき起こる。ところがイエス様は、ヘルマンが捧げたりんごをお取りになったのだった……。(原作:ルース・ソーヤー再話)

 

 クリスマスとは、イエス・キリストのお誕生をお祝いする日であり、イエス・キリストへのプレゼントを捧げる日です。では、どんなプレゼントを捧げるのか。例えば、今回の劇のヘルマンのように、自分の大切なものを使ってでも誰か困っている人のために何かすることもそうでしょう。家族、友達、あるいは世界中の困っている人々。そんな人達に目と心を向け、自分のできることは何か考え、実行するクリスマスにしましょう、と子どもたちには話しました。

 

 外はとても寒かったのですが、ホールがとても温かく感じたのは、クリスマス・ウィッシングで心も体も温まったからかもしれません。

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