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丘の学び舎 その30(中高版)

2020年4月14日 校長室より
中高生の皆さんへ 毎日、健康に過ごせていますか。今日、お話したいのは、読書についてです。始業の動画の中で、「出かけることが制限されるような時でも、本は皆さんをいろいろなところへ連れて行ってくれます。」とお話しました。あれから、何か素敵な本に出会った人はいるでしょうか。 皆さんにご紹介したい言葉があります。それは、上皇后美智子様が皇后でいらした時に、「橋をかける -子供時代の読書の思い出-」という題でなさった講演での一節です。「それ(読書)はある時には私に根っこを与え、ある時には翼をくれました。この根っこと翼は、私が外に、内に、橋をかけ、自分の世界を少しずつ広げて育っていくときに、大きな助けとなってくれました。読書は私に、悲しみや喜びにつき、思い巡らす機会を与えてくれました。」 このような非常事態の中、まず、私たちに必要なのは、押し寄せる情報にむやみに脅かされることなく、正しく恐れてしっかりと立つことのできる根っこでしょう。そして、家でほとんど過ごすことになってふさぎがちな心に、広い視野や遠いまなざしをもって、どこへでも飛んでいくための翼です。さらに、世界中の方々と痛みや悲しみを共有し、一緒に頑張っていこうとする柔らかい心なのではないでしょうか。 先が見えないこの時に、読書を通して、自分の外に、内に、橋をかけ、世界を広げていってください。事態が終息した時、きっと、より成長した自分を発見できると思います。

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