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丘の学び舎 その41(中高生版)

2020年4月29日 校長室より
中高生の皆さんへ 今日は4月29日、昭和の日です。いつもなら大型連休を楽しみにしていた頃でしょう。この新型コロナウィルスの世界的感染拡大という事態がなければ、私は、昨日、28日の夜遅く、アメリカのマイアミから帰ってくるはずでした。4年に一度開催される世界聖心校長会が、今回はアメリカのマイアミで予定されていました。世界30ヵ国程、140を超える聖心女子学院の校長先生方と、学院の未来について語り合えるのを楽しみにしていただけに、中止となって本当に残念でなりません。 せめてもマイアミの学校に行った気分を味わおうとホームページを開いてみると、美しいキャンパスの映像とともに、ある言葉が目に留まりました。「While we are apart, our ♡ is with you.(離れていても、私たちの心は皆さんと一緒にいますよ)」という、児童生徒への先生方からのメッセージです。「一緒にいる。」これは世界中のどの聖心女子学院も大事にしている聖書のみ言葉から来ているのでしょう。「わたしはぶどうの木、あなた方はその枝である」(ヨハネによる福音書15章)イエス様とつながって一緒にいるから大丈夫なのです。「♡」はみこころを表しています。マイアミの学校紹介動画によれば、教室への入り口に立つイエス・キリストのご像は、このみ言葉の書かれた書物を持っていました。 皆さんもよくご存じのように、創立者聖マグダレナ・ソフィアご自身、度々、引用しておられたみ言葉です。故郷のジョアニーで幼い頃からぶどう畑に親しみながらお育ちになったことからわかるように、聖マグダレナ・ソフィアとイエス様のつながりの原点ともいえるのが、ぶどうの木なのです。 世界の聖心女子学院は、現在、ほとんど休校中でしょう。でも、どの国の「みこころの子供たち」も、先生方も、イエス様につながり、神様につながっているという思いを大切に、一致してこの時を過ごしていることと思います。そして、フランスで幾度となく疫病の蔓延を体験された聖マグダレナ・ソフィアが、世界中の「みこころの子供たち」を見守っていてくださるに違いないと私は確信しています。 ジョアニーのぶどう畑

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