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丘の学び舎 その111

2021年3月1日 校長室より

2月は一気に逃げていきました。梅の花が満開のロザリオヒルでは、鶯の声が響いています。麗らかな春の到来です。緊急事態宣言は解除されましたが、この一年の教訓をもとに一層気を引き締め、希望をもって今学年度を終えられるよう、よい学年末にしていきたいと思います。
学年締めくくりのこの時期、小学校でも中高でも、学習の成果を発表する機会が様々設けられています。小学校では密を避けて分散の形となりましたが、保護者の皆様に授業を参観していただくことができました。帰り際に保護者の方が、「今年は、学校での様子をあまり見ることができなかったので、今日は本当に良かったです。子供がとても成長したのがわかりました。」と嬉しそうに帰っていかれたのが何よりでした。私も嬉しくなって、「子供たちは色々なことを通して本当に成長していますよ。ご安心ください。」と申し上げました。
学校教育の使命は、子供たちがよりよく成長するよう導くことです。学習も、行事も、課外活動も、一日の生活のすべてを通して、子供たちが学びを通して成長するよう働きかけるのです。聖心女子学院では、この十数年、世界中の姉妹校が一体となって、「変容をもたらす教育(Transformative Education)」に取り組んでいます。聖心の教育の本質は、「変容」といえる成長を一人ひとりの子供たちにもたらすことといっても過言ではありません。学校という場で、自ら学び、共に学ぶことを通して、自然や文化や社会にふれ、新しい世界と出会い、学ぶ喜びや生きる喜びを身に付けていきます。学びが人格や生き方に繋がること、知的成長が、命の喜びにつながるよう導くところに、「変容」を見出すことができます。そして、人間の力だけによって人が成長するのではなく、創造主である神の創造の御業によって、人は終わりの日まで成長し続けるのだという確信が、「変容をもたらす教育」には込められています。
この一年、コロナ禍にあっても、神様は子供たちを、そして、教育に携わる私たち教育者を導き続けてくださったことに感謝します。

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