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丘の学び舎 その139

2021年9月13日 校長室より

先週は、久しぶりに校内で合唱の歌声を耳にし、なんとも懐かしい、心温まる気持ちになりました。9月末に行われる合唱祭の準備ということで、小学生が歌の練習をしています。もちろん広い部屋で間隔を取って立ち、マスクをしたまま歌っています。
「ありがとう」という言葉が繰り返し出てくる歌が、全校児童の課題曲になっています。よく聞いていると、花の名前が次々に出てきます。たくさんの花がそれぞれの色や香りで「ありがとう」を伝えている、そんな歌だということがわかりました。なかにしあかねさん作詞作曲による、「すみれ色のありがとう」です。学年ごとに歌い繋いで、全校児童で一つの作品に仕上げようとしているとのこと。毎日聞いているうちに、すっかり覚えてしまいました。頭の中を色とりどりの花が嬉しそうに踊っている感じです。
なかにしあかねさんの説明によると、花の名前は、花言葉や季節を考慮した3つのグループに分けられているとのこと。最後のグループは、「たんぽぽのありがとう、ヒマワリのありがとう」と歌った後、「コスモスのありがとう」で締めくくられます。三番目のグループの花言葉は「幸福」「平和」「愛」そして、「感謝」だそうです。
この歌を聞きながら、小学校校舎の前庭の花壇で、先週一輪だけ咲いたコスモスのことを思い出しました。植木屋さんが、7月の終わりに種を蒔いてくださったコスモスです。毎日、まだかしらと心待ちにしていました。秋の楽しみは何といっても、たくさんのコスモスの花が風に揺られている景色です。しかし、たくさん並んでいると見落としがちな一輪のコスモスの清々しさに心打たれます。まさに、「幸福」「平和」「愛」そして、「感謝」が伝わってきます。今年、この花壇で一番先に咲いたコスモスの花が、みんなを代表して、「コスモスのありがとう」を伝えてくれているようです。

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