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校長より
2022.02.28
丘の学び舎 その161

「1月は行く」と書いたのがついこの間のようですが、2月も逃げていきます。いよいよ学年末を迎えます。
学校は、児童生徒の1年の実りの季節を迎えています。どの学年でも、学んできたことの成果を発表する機会が設けられており、感心させられることばかりです。
小学校のオープンスペースはいつもそれぞれの学年らしい作品が展示されたり、掲示されたりしていますが、今日、お話したいのは、4年生の「私の木」についての観察のまとめです。4年生は、校内にあるたくさんの木の中から「私の木」を決め、一年間をかけて観察していきます。現在オープンスペースに掲示されている観察の発表は、秋から冬の観察を終えた総まとめです。発表のレポートの表紙には、一人ひとりの児童が「私の木」の横に立っている写真が貼られています。たくさんある木の中で、どうしてこれを選んだのでしょうか。きっと何かピンとくるものがあったに違いありません。その木と友達になり、対話し、葉っぱや幹などの一年の変化を観察していきます。一年が過ぎるころには、特別親しい相手となっていることでしょう。そして、その関係は、高校を卒業するまで続いていくことになるのです。
4年生の発表を一つひとつ見ながら、聖心会第6代総長マザースチュアートの言葉を思い出しました。「あなた方は、マッシュルームのようであってはいけません。木のようにならなければなりません。」天に向かって高く枝を伸ばし、地には深く根を下ろす。そんな木のように、しっかりと立って、神様に向かって伸び伸びと、成長してほしいというマザースチュアートの思いを感じさせられます。
4年生は間もなく、5年生へと進級していきます。StageIの最高学年として、本当に活躍した4年生でした。いよいよStageIIに仲間入りです。今年度からStageごとの修了式を行って、次の段階へと上がっていきます。それぞれが観察した木のように、ますます根を深く下し、高く高く伸びていきますように。

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