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丘の学び舎 その124

2022年12月5日 校長室より

今日から、中高では全学年後期中間試験です。先週の厳しい寒波は過ぎていったようですが、いよいよ冬本番です。

待降節になると口ずさむ歌に、「久しく待ちにし」という聖歌があります。生徒たちが、ウィッシングで最初に歌う、「O Come,O Come, Emmanuel」です。救い主の到来が近いことへの期待を込めて、「インマヌエル(私たちとともにおられる神様)来てください。」と願う歌です。師走のあわただしさので、何千年という救いの歴史の流れが今につながっているのを感じさせられます。

3番の歌詞を紹介したいと思います。
「あしたの星なる 主よ、とく来たりて、お暗き この世に み光をたまえ。」
これこそ、私たちがクリスマスに願っていることではないでしょうか。私たちが待っている救い主は、「光の主」です。闇夜を照らし、希望の朝を伝える星です。

この一年も、それぞれにとっての暗夜があり、じっと夜明けを待つしかできなかったようなことがあったでしょう。今も、暗夜の真只中にいるかもしれません。ひょっとしたら、私たちの人生には、闇夜がつきものなのではないでしょうか。しかし、私たちが待ち望んでいる主は、共にいてくださる神、インマヌエルです。どんな暗闇の中でも、「光の主」が共にいてくださるのです。

校内のあちらこちらには、アドベントカレンダーが掲示されています。一日一つずつの窓を開けながら、25日のクリスマス(主のご降誕)を準備します。「光の主」がどんどん近づいてこられます。目を覚まし、注意深く一日一日を過ごしながら、「光の主」に気づく恵みを願い求めましょう。

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