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丘の学び舎 その131

2023年2月6日 校長室より

立春を過ぎました。冷たい風の中にも、春の光を感じます。高等学校の卒業式まで、2週間を切りました。12年生を見送る日が近づいてきています。

昨年度12月末に行われた6年生の面接で、ある児童が語ってくれた言葉が、今も心に響いています。「この学校が大切にしていることは、縦と横のつながりだと思います。」6年生があえて「縦」と「横」と表現してくれたことには、それなりの実感があるのでしょう。現在学校が力を入れている、4-4-4制12年間一貫教育が実ってきているのを感じます。

卒業式を前に、進学先の決まった12年生と小学生との交流が盛んになっています。同じキャンパスで、12年がつながっているからこその取り組みばかりです。とても大人に見える、歳の離れたお姉さんたちとの出会いは、感動することばかりのようです。

10年以上続いている「ようこそ先輩」というプログラムでは、12年生が5・6年生に向けて、小林聖心での学びについて語ってくれます。同じ学校で学んできたお姉さんたちの話には、説得力があります。今年から、12年生が、放課後、低学年の小学生の勉強を見てあげるというプログラムも始まりました。いつもはなかなか気が乗らない補習も、お姉さんたちが教えてくれると、頑張る気持ちが湧いてくるようです。また、ロザリオヒルで行っている放課後の児童あずかり「マイヤークラブ」では、12年生が宿題やお遊びの相手をしてくれます。お姉さんと一緒にいられるのが、嬉しくてたまらない様子です。

「縦と横のつながりを大切にしている」とは、よく表現してくれました。この出会いとつながりがかけがえのない体験となり、一人ひとりの人生を豊かにしてくれますように。

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