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校長より
2022.03.14
丘の学び舎 その163

いよいよ春が来ました。初夏さえ感じさせられるような日差しが突然やってきました。この時期になると、毎年、小学生から、たくさんの手紙が届きます。感謝週間の最後に、お世話になった教職員に宛てて、日頃の感謝を伝えることになっています。先日も、校長室のドアをノックする音が聞こえ、開けてみると、児童の代表がやや緊張した面持ちで立っています。丁寧な挨拶とともに、手紙の束を渡してくれました。
「がっこう全体のことを考えてくださってありがとうございます。」「「朝礼でかんどうするお話をありがとうございます。」「いつもお祈りをありがとうございます。」「いそがしい中、学校を見回ってくださり、ありがとうございます。」との言葉に、とても身が引き締まる思いがします。「心に響くことばをありがとうございます。」「勇気の出ることばをありがとうございます。」、そして、中には、「やさしいお話で、よくせなかをおされています。」との4年生のことばもありました。子供に語りかける言葉の重大さが身に染みてきます。「『おはようございます』とあいさつすると、笑顔で返してくださって、とてもうれしかったです。」何気ない日常の一コマが、子供たちの心に深く残っていくことを考えると、自分の姿から子供たちに何が伝わっていっているのか、とても責任を感じます。
たくさんの「ありがとう」をもらいましたが、私にとっては、一年の我が身を振り返る機会です。そして、「みんなと一緒に学校生活が送れて、本当に嬉しかったですよ。こちらこそありがとう。」という気持ちになります。今週の終業の日には、そんな子供たちへの感謝を伝えたいと思います。

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