卒業式を行いました。
2月13日(土)、高等学校の卒業式、卒業感謝ミサが行われました。
心配された雨も上がり、春の気配がそこはかとなく漂う小林の丘から、88回生は巣立っていきました。
それぞれの道を歩き始めても、「聖心(みこころ)の子ども」として育ったという誇りと確かな学び、そして苦楽を共にした仲間達との絆は、彼女達を強く支えていってくれることでしょう。
これからの行く先には山も谷もあるでしょうが、辛くなったら小林の丘にいる「もう一つの家族」を思い出し、乗り越えていって欲しいものです。
黙想会を行いました。
高校2年生は2月4日(木)、5日(金)の2日間、ロザリオヒルで黙想会を行いました。
イエズス会の百瀬文晃神父様をお迎えし、「何か美しいものを神さまのために」というテーマでお話を伺いました。
何を一番大切にして生きていけばいいのか。将来の方向性を考えていくこの時期、静かに神さまの前に自分を置き、自分を見つめ直す貴重な時間となりました。
マラソン大会を行いました。
2月8日(月)に校内マラソン大会を実施しました。気温10度、快晴のもと中1から高2までの生徒が参加しました。
個人の優勝は中学2年生・準優勝は高校1年生・3位は中学3年生の生徒でした。クラス対抗の成績は順に、中2B、中1A、中2Yという結果になりました。
走るには少し暖かな条件でしたが、参加者全員が20分を切る好タイムを出すことができました。
1年生学習発表会
2月10日、1年生の学習発表会「1年生の一年間」を行いました。入学してから今までの学校生活を、今年は「行事」「学習」「宗教」の3つのカテゴリーに分けて発表しました。「絵で表現すること」「声と言葉で表現すること」「友達の発表を聞くこと」の3つを大切にしながら練習に励みました。なかなか大きな声が出ず語尾が消えそうだった子どもたち、言葉に詰まってしまって涙目になった子どもたちには、同じグループの友達が大丈夫だよと言ってくれたり、こっそり隣で言葉を教えてくれたりしました。友だちの支えを感じながらの練習は、子ども達の心の中に大きなものを残しました。本番では保護者の方々に見守られながら、全員が遠くまで届く大きな声を出すことができました。最後の英語発表では、1年生の弾むようなchantを、保護者の方が笑顔で聞いてくださいました。
入学してからの一年間を支えてくださった保護者の方々に感謝しながら、本番を終えた1年生。ひとつ大きな階段を上った1年生は、4月には小さな妹を迎えられることを楽しみにしています。
灰の水曜日
2月10日(水)は灰の水曜日でした。今日から、3月27日の復活祭に向けて四旬節が始まります。20分休みに、メディアスペースにてたくさんの子ども達がおでこに灰をつけて頂きました。「おでこに灰をつけることは、イエス様にならって、私たちも人のためにたくさん働く勇気を頂くことですよ。」と中條先生に教えて頂きました。お互い嬉しそうに灰を見せ合う姿が見られました。静かな気持ちで四旬節を過ごせますように。
黙想会を行いました。
高校3年生は、2月3日(水)、4日(木)の2日間、「向き合う ~卒業を前に 神と、自分と、人と」というテーマで黙想会を行いました。
西経一神父様(神言会)のご講話は、ユーモアたっぷりで笑いが絶えませんでしたが、いずれもしみじみと心の奥深くに染み通っていくものばかりでした。「私たちは神に似せて創られた唯一のもの。自分を割いて神は与えられた。」「身を裂く痛みに咲く花の名を、愛という。引き裂かれる痛みから愛は生まれる。」……卒業を目前に控え、自分の心や人との関わりを振り返り、大切なことは何かを考える貴重な時間となりました。
2年生学習発表会 ~これがわたしのベスト☆キラリ~
発表会の冒頭、保護者に向けて、司会の子どもがこう話しました。「キラリとは、この一年間で、自分が一番がんばったことや、一番成長したと思うことです。今日見ていただくキラリは、友だちとくらべて一番上手ということではありません。キラリは一人ひとりちがいます。」
人前でパッとスピーチができるようになった子。苦手だった跳び箱が跳べるようになった子。縄跳びで新しい技ができるようになった子。九九がすらすらと言えるようになった子。百人一首で、上の句を聞けばすぐにとれるようになった子。絵具をつかって素敵な絵が描けるようになった子。言葉の意味を考えながら朗読ができるようなった子。大縄で、怖がらずに入れるようになった子。ピアニカで二重奏ができるようになった子。自分の思いをダンスで表現できるようになった子。美しい字が素早く書けるようになった子。
おうちの方を驚かせたい。「すごい」と言ってもらいたい。その一心で、自分の「キラリ」を精一杯輝かせた子どもたち。大きな拍手をもらった子どもたちの顔は、とても誇らしげでした。その後、「親子で語ろう」の時間では、親子だけで20分間、じっくりと一年間の成長をふりかえりました。最後はおうちの方からサプライズのお手紙。我が子の成長に涙するおうちの方、親の気持ちに涙する子ども。とても温かい時間がゆったりと流れていきました。「キラリ」それは、まさに一人ひとりのいのちの輝きです。かけがえのない自分の存在を大切にできる人に成長してほしいと願っています。
英語暗誦大会を行いました。
2月2日(火)、中学校の英語暗誦大会が開かれました。各学年の暗誦課題は次の通りです。
中1 “Something Else” Kathryn Cave作
中2 “Alice in Wonderland” Lewis Carroll 作
中3 “Malala Yousafzai’s United Nations Speech”
例年通り、中1は学年全体で一つの物語を暗誦し、中2以上はクラス予選を経て選ばれた代表者がコンテスト形式で英語による表現力を競いました。 また、中3のオリジナルスピーチ部門では、今年は6人もの出場者が、自分の書いたスピーチを中学校全体の前で堂々と発表しました。
お互いの発表を聴きあうことで、さらに英語での表現力を磨き、日本語を理解しない人々とも、豊かに心を通わせることのできる人に育っていってほしいと願っています。
卒業生の話を伺いました。
1月28日(木)、中学3年生は進路学習の一環として卒業生の方の話を聞く機会がありました。
81回生の3人の方にお越しいただき、中高時代のこと・大学選択のこと・現在の仕事のこと・聖心で学んだことが今の自分にどのように活かされているかなどについて、話していただきました。
現在医師として働いている方は、中高時代、勉学だけでなく行事もクラブ活動も一生懸命取り組んでいたこと、また医学部での学習の大変さ、また現在の職場で患者さんとの関わりの大変さや医師としてのやりがいなど熱く語って下さいました。
また大学時代の仲間と会社を立ち上げた方は、現在経営者の相談に乗ったり企業に研修を提供したり、起業家として活躍されている様子をお話し下さいました。
また、特許事務所で働いている方は、大学時代アメリカに留学され、卒業後は英語を使った仕事がしたいという願いを叶え、現在英語秘書として活躍されています。
3人の方々の話の中で共通していたのは、聖心という恵まれた環境の中で何事にも一生懸命取り組んだことがかけがえのない財産となっていること、また、「優しさ・思いやり・人に尽くすこと」という人として大切にすべきことが、今の自分の価値観に大きく影響し、社会人としての活動に活かされていることでした。
中3の生徒たちにとって、高校生活や大学生活だけでなく、社会で働くということも具体的に伺うことで、将来に向けて考える良いきっかけになったと思います。