学院の歴史

住吉にあった創立当初の校舎
聖心女子学院は、1800年にフランスで創立されたカトリック女子修道会「聖心会」を母体としています。創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラはフランス革命の混乱期に成長するなかで、女性の担う社会的責任の大きさを痛感し、女子教育を目的とする聖心会を創立しました。その名称は、キリストの愛の象徴である「聖心(みこころ)」に由来します。
学院の沿革
1908年 (明治41年) |
聖心会来日 東京に「聖心女子学院」創立 |
---|---|
1923年 (大正12年) |
兵庫県岡本に修道院開設 兵庫県武庫郡住吉村鴨子ヶ原に「住吉聖心女子学院」創立 |
1926年 (大正15年) |
現在地に移転「小林聖心女子学院」と改称 |
1947年 (昭和22年) |
静岡県に「不二聖心女子学院」創立 |
1948年 (昭和23年) |
学制改革により、中学校・高等学校発足 東京に聖心女子大学開学 |
1949年 (昭和24年) |
聖心女子大学小林分校開設 |
1963年 (昭和38年) |
北海道に「札幌聖心女子学院」創立 |
1966年 (昭和41年) |
聖心女子大学小林分校、東京の本校に併合 |
1967年 (昭和42年) |
東京に「聖心女子学院専修学校」創立、1976年(昭和51年)専門学校に改称 |
1973年 (昭和48年) |
学院創立50周年を祝う |
1993年 (平成5年) |
学院創立70周年を祝う |
2000年 (平成12年) |
聖心会創立200周年を祝う |
2008年 (平成20年) |
学院創立85周年を祝う |
2013年 (平成25年) |
学院創立90周年を祝う |
小林に移転当時の本館校舎
1930年代の寄宿舎スタディールーム
院長様のフィースト(伝統的な行事)
マザーテレサ来校(1982年4月)
聖心会について
日本における120人余の聖心会会員は、学校での教育はもとより、さまざまな仕事を通して創立者が抱いたヴィジョンを受け継ぎ、人間育成に努めています。
聖心会は、創立当初から「国際性」をひとつの特色とし、世界の現実に目を向け、そのなかに示されているキリストの呼びかけを、祈りを通して聴いています。現在は、40カ国に2,600人余の会員が国際共同体として、世界のニーズに応えるよう尽力。聖心会日本管区は、2008年に、来日100周年を迎えました。
聖心会・小林聖心女子学院アーカイブ

小林聖心創立90周年を迎えて、学内に新設した歴史資料室です。1800年の聖心会設立から今日まで大切に受け継いできた、聖心会・小林聖心の資料や写真などを展示しています。小林聖心のスピリットを発信する場として、在学生はもちろん、保護者の方々・教職員・卒業生に広く親しまれることを願っています。