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「奉仕の精神」を受け継ぎ、活動を通じて実行力を養う

「奉仕の精神」を受け継ぎ、活動を通じて実行力を養うイメージ

本校は、創立以来100名をこえる欧米諸国からのシスター方の献身的な働きにより発展してきました。
自分の命までを捧げた外国からのシスターたちによる「奉仕の精神」は、今も大切に受け継がれているもの。児童会や奉仕部では、古切手、ベルマーク、牛乳パック集めなどを行い、子どもたちの施設や病院への補助などに役立てています。

小学校の奉仕活動

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小学校では、毎週金曜日に「おにぎり募金」をしています。その日は、おにぎりだけのお弁当にして、おかず代を募金。災害のあった国や、外国の里親募金、クリスマス献金として施設に送っています。

全校に呼びかけて牛乳パックを集めています。児童たちが整理しNPO法人を通して工場に送っており、それが、障害のある方の仕事にもつながって、エコにも役立っています。

6月の聖心の祝日では、一人ひとりが自ら体を使って仕事をします。各学年で決められた仕事──靴磨き、お掃除、ぞうきんぬいなどを、沈黙で心をこめて行います。日頃から人のために自分の心や力を惜しみなく使うことのできる姿勢を大切にしています。

中学・高等学校の奉仕活動

中学・高等学校の奉仕活動イメージ中学・高等学校の奉仕活動イメージ中学・高等学校の奉仕活動イメージ

創立者の記念日(5月25日)には創立者をたたえてミサが行われ、学院の精神の理解を深めるための講演を聞きます。6月の聖心の祝日記念行事では、ミサ(またはみことばの祭儀)があります。この日は、イエスのみこころの愛をよりよく知り、その愛を人々と分かち合うための奉仕の日です。 中学生は校内での作業(雑巾縫い・ベルマーク・古切手集め)などに沈黙で取り組みます。

中学校では「フィリピン募金」や「里親募金」、釜ヶ崎への支援活動として帽子編みや古本集めなどを、年間を通して行います。お金や物を集めるだけではなく、支援先の社会的な背景を知り、そこに暮らす人々とのかかわりを大切にしながら、人のために役立つという喜びを体験していきます。

高校では体験学習がカリキュラムに組み込まれており、老人ホーム・養護施設などのお手伝い、釜ヶ崎での活動、手話や点字の習得など、中学校よりさらに一歩進んだボランティアの体験から、多くを学ぶことができます。
高校2・3年生を対象とした本学院主催のフィリピン体験学習は、20年以上の歴史を持つプログラム。フィリピンの人々との出会いを通じて国際的な支援のあり方を考える実り豊かな内容で、参加者のみならず学院全体に大きな影響を与えています。

こうした活動が、卒業後の進路選択へとつながるのも大きな特長です。キャリア学習や進路学習のなかで、卒業生とのネットワークを生かして先輩から多くを学び、卒業後は後輩のために自分の経験を伝えていく姿が見られます。

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