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校長より
2021.09.27
丘の学び舎 その141

先週の土曜日は、小学校の合唱祭でした。といっても、保護者の皆様にはご覧いただくことができず、動画を配信することになりました。今年は、中高の講堂に一学年ずつ入って発表ということになりましたので、毎日、校長室に居ながら、練習の歌声を耳にしていました。だんだん上手くなっていく過程を知っていただけに、本番がとても楽しみでした。
そして、土曜日の本番。練習の成果が十分発揮され、最高の発表となりました。学年が一つ上がるだけで、声の質が変わり、歌う姿が変わっていくことを楽しみながら、一つひとつの曲を味わい深く聴きました。一人ひとりを眺めながら、子供たちの成長に感謝するひと時でした。
小林聖心は、創立以来、ずっと音楽を大切にしています。それは何よりも、初代学院長マザーマイヤーが優秀なピアニストで、音楽を担当しておられたからです。音楽の専門家のマザーは、その他にもおられました。マザーハミルトンは、少女の頃、母国イギリスで一流のピアニストになることを夢見ていたマザーです。聖心会に入る前はプロのオペラ歌手であったというマザーウォーディ もおられました。
もう一人忘れてはならない日本人の先生がおられます。作家遠藤周作のお母様、遠藤郁先生です。1935年~48年の間、音楽を担当してくださいました。1935年に小林聖心の聖堂で洗礼をお受けになり、マザーマイヤー、マザーハミルトンと力を合わせて、小林聖心の音楽教育にお尽くしくださいました。合唱の発表が近づいてくると、「こんな歌ではマザーマイヤーをお喜ばせできません」と、情熱をこめて指導なさったようです。
コロナ禍で、すっかり合唱が難しくなってしまいました。クリスマス・ウィッシングでのハレルヤの大合唱等、いつになったら聴けるのかしらと淋しく感じる日々です。今日の子供たちの歌声を聴いていると、歌うことは生きる喜びそのものであるということが伝わってきて、私も元気をいっぱいもらいました。

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