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5年生読書会『若草物語』

2023年1月20日 小学校

5年生は3・4時間目に読書会を開催しました。今年の課題図書は『若草物語』(L.M.オルコット)です。約150年前のアメリカの田舎町を舞台に、四姉妹の日常を描いた世界的ベストセラーです。冬休みに全員が作品を読み、1月の授業で少しずつ準備を進めてきました。

3人グループになり、それぞれが作品を読んで感じた「問い」を出し合い、それに応える形で議論が進みました。5年生が考えた問いは、例えばこんなものです。

・なぜジョーは原稿を燃やしたエイミーを許すことができたのか?
・もし、この物語の主人公が四姉妹じゃなかったら?
・なぜメグはブルックさんのプロポーズを断ったのに気持ちが変わったのか?
・なぜクリスマスの朝食をすべてフンメル家にあげることができたのか?    など

一つ一つの問いについて、特定の場面だけではなく、他の場面と関係づけながら考えを深めていきました。次のように、日々の国語の授業と関連づける考えもありました。

・自分のものを困っている人に分けてあげる行動は、国語の授業で学習したやなせたかしさんの伝記に登場したアンパンマンと似ていると思いました。

今回はワールドカフェという、メンバーを変えながら繰り返し対話を積み重ねる方法で読みを深めていきました。考えたことは目の前の画用紙にどんどん書き出していきます。頭と手と口をフル回転した2時間でした。対話を通して画用紙はあっという間にいっぱいになり、裏面に行くグループがほとんどでした。一人の読書ではたどり着かないところに行けることが、読書会の醍醐味です。

最後に、読書会を終えて、5年生が考えた『若草物語』のキャッチコピーを紹介します。
・貧しくても、心の中の愛で乗り越えていく物語
・一人一人の大切さに気付かせてくれる話
・貧しくても家族の愛があれば毎日が楽しい
・人生は信頼と行動で変わっていく
・貧しいから〇〇ができないではなく、貧しいから〇〇ができるということに気づかせてくれる物語
・受け継がれる母の深い愛情
・貧しい人と幸せを分かち合うことの大切さを学べるお話
・愛と赦し合いであふれている家族
・時代が変わっても家族の愛と友達の大切さは変わらない
・貧しくても心はきれいであることの大切さがわかる話
・自由を望む四姉妹の物語

カトリックの女子校の生徒たちだからこそ、四姉妹たちと、時代も国境も越えて通じ合うものがあったと思います。

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