著者の押見まりさん（85回生 赤）からメッセージをいただきました。
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小林聖心女子学院85回生で哲学研究者の押見まりです。
この度、岩波書店の月刊誌『思想』2025年6月号に論文を寄稿いたしました。

　私は本を読むこと、文章を書くことが大好きな生徒でした。
小林聖心では、私のこうした素養を、潤沢な図書や国語表現の授業、そして見守ってくださる先生方によって存分に伸ばしていただきました。

「生徒一人ひとりの素質を尊重し、活かし、創造力へと伸ばしていく」
こうした小林聖心の教育姿勢は、読書や勉強に限らず、スポーツや音楽、芸術に対しても同様でした。
この姿勢こそ、世界中に展開する「聖心女子学院」の根幹にある「自由な学芸＝リベラル・アーツ＝教養」教育と言えるでしょう。
この「リベラル・アーツ教育」が、生徒たちの多様性を育て、小林聖心の伸びやかな校風を作っているように思います。

　そしてなによりも、こうして卒業生たちの活動も見守ってくださる温かさこそ、小林聖心の教育そのものであると感じます。

　最後に、論文掲載誌をご紹介くださいますこと、深く感謝申し上げます。
小林聖心の教育のひとつの成果として、拙著をご高覧いただければ幸いです。
小林聖心の先生・シスター方、生徒の皆様が豊かな学校生活を送られることを、心よりお祈り申し上げます。

2025年6月
押見まり
（哲学研究者／聖心女子大学特別研究員／小林聖心女子学院85回生）