全学院
2025.10.20
感ずべき御母の祝日をお祝いしました
今日10月20日(月)は、世界中の聖心女子学院で大切にされている、「感ずべき御母 Mater Admirabilis」の祝日です。
Stage毎の朝礼で、歌を捧げお祈りをいたしました。
Mater Admirabilis マーテル・アドミラビリス 感ずべき御母について
「マーテル・アドミラビリス」と名づけられた聖母マリアの絵の原画は、ローマ、トリニタ・デイ・モンテの修道院の壁画で、19世紀半ば頃、一修道女によって描かれたものです。「希望」のある未来を示すあけぼのを背景に、ふと手仕事をやめて、心を神にささげる若き聖母マリアの姿。バスケットの上に伏せられた読みかけの本によって示される「学問」への関心、手にする糸紡ぎ機に表される「労働」の貴さ―――ここに祈り、考え、働くという基本的な人間の生きる姿勢が描かれています。また、傍らに咲くユリの花は「清純」の徳を表現。神を信頼して生きた聖母マリアのように、命を育み、大切にし、神と人への愛にこたえていく女性の品位と使命を象徴しています。
この聖母像は、学院の創立者、聖マグダレナ・ソフィア・バラがめざした女性の理想像を表すものとして親しまれてきました。世界各国に広がるどの姉妹校を訪れても、この聖画が創立者の精神を伝えています。