StageⅡ(小学5年生~中学2年生)は、川口加奈さんを本校にお迎えし、ご講演いただきました。

川口さんは、大学2回生のころにホームレス支援団体「Homedoor」を起業され、現在も活動を続けておられます。

講演では、川口さんが14歳の頃にホームレス問題と出会ったことが活動の原点であるとお話しくださいました。
電車の車窓から見えていた釜ヶ崎の様子や、ご自身の通学路であった新今宮への関心をきっかけに、自ら調べ始めたそうです。

そこで出会ったのは、日雇い労働をしながら生活している方々や、働きたいという思いを持ちながらも、心身の不調や環境の厳しさからそれが叶わず、路上生活の中で命を落としてしまう方々の現状でした。
そうした現実を前に、川口さん自身も「目の前のたった1人にさえ何もできなかった無力感を強く感じた」と、語ってくださいました。
その中で、特に印象的だったのは、
「知ったからには、知ったなりの責任がある」というお言葉です。
社会課題は、“知る機会があるかどうか”によって見え方が大きく変わること、そして知った後に自分に何ができるのかを考えることの大切さを、生徒たちは真剣な表情で受け止めていました。
また、「起業家とはニーズの代弁者である」という川口さんからのお言葉からは、社会の中で声にならない思いに耳を傾け、行動へ移していくことの大切さを学ばせていただきました。

今回の講演を通して、生徒たちは社会課題を“誰かの問題”としてではなく、“自分自身にできることは何か”という視点で考える貴重な機会となりました。

その後のごミサでは、川口さんのお話を思い返しながら、創立者聖マグダレナ・ソフィアの思いをじっくりと味わう、静かで大切な時間となりました。

お忙しい中、生徒たちのために心動かされる素敵なお話を本当にありがとうございました。
これからのますますのご活躍を、生徒・教職員一同、心より応援しております。


