小林聖心女子学院ブログ 小林聖心
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丘の学び舎 その67(小学生版)

2020年6月4日 校長室より
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丘の学び舎 その66(中高生版)

2020年6月3日 校長室より
中高生の皆さんへ 昨日は5年生と9年生が登校し、今日は、4年生と10年生です。毎日、次々と皆さんにお目にかかれて嬉しい週です。 6月といえば紫陽花ですね。梅雨時の沈みがちな気持ちをさわやかにしてくれる、本当に有難いお花です。ロザリオヒルの紫陽花も日に日に美しくなってきました。登校した人は、気がついたでしょうか。 今日は、この季節になると思い出す本についてお話したいと思います。「しばわんこ和の心」(川浦良枝 絵と文)という本です。和のこころを持った柴犬「しばわんこ」が、四季折々の「和」の暮らしを楽しく教えてくれる、何冊ものシリーズになった絵本です。様々な観点から、日本の伝統的な暮らし方を、柔らかい色合いのイラストと共に紹介しています。四季の移ろいを感じながら生活する「和」の世界に、思わず引き込まれ、心和んでいきます。 紫陽花の季節に思い出すのは、「しばわんこ和のこころ2 -四季の喜び-」の中に出てくる、この季節ならではの美しい和菓子です。多分、皆さんも知っているのではないでしょうか。さいの目に切った紫色の錦玉かんで白小豆を包み、淡雪でふんわりと仕上げたお菓子です。見るからに紫陽花です。いつかは必ず作りたいと思いながら、一度も実現できていないお菓子ですが、この絵本を見ているだけで作った気分になり、嬉しくなります。季節を表す日本の和菓子は、どれも本当に芸術作品です。 旬の野菜が出回り始めました。一年中お店に並んでいるけれど今が一番美味しいという夏野菜もたくさんあります。少しずつ登校が始まり、細心の注意を払って新しい生活様式に慣れていかなければならないこの時期。身近なところで季節を味わうことを通して、日常生活の中に潤いを見出していけるといいですね。

丘の学び舎 その66(小学生版)

2020年6月3日 校長室より
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丘の学び舎 その65(中高生版)

2020年6月2日 校長室より
中高生の皆さんへ 昨日は、6年生と8年生が登校しました。新学年が始まって初めての登校なのに、もう夏の制服というのはなんとなく不思議な感じですが、衣替えのシーズンを迎えました。 日本では大半の地域で6月1日が衣替えということになっていましたが、このところは温暖化の影響でしょう、5月末には蒸し暑くなり、衣替えが少しずつ早くなってきています。私が子供の頃は、着ているもののみならず、家の襖(ふすま)や普段使う食器まで、夏用の涼しげなものに変えたのを覚えています。今どきは、そういった風習は変わってきているのでしょうね。一抹の淋しさを感じます。 人間の暮らしは単純な365日の繰り返しかもしれませんが、その中で、この日から何かが変わるとか、この日だけはいつもと異なるという小さな変化を通して、新しい気持ちになることはとても大切だと思います。 小林聖心という学校では、キリスト教の暦に基づくいわゆる「お祝い日」がその役割を果たしています。大きいお祝い日から、小さいお祝いまで、一年の予定にたくさん組み込まれています。その時々の季節感とも重なって、様々な思い出が皆さんの心と身体に刻まれていっているのではないでしょうか。その日はいつもよりきちんと身だしなみを整えるとか、その日には必ずこの歌を歌うとか、また、その日が近づくと決まったご絵が廊下に飾られ、準備の期間に入るとか…。そして、知らず知らずのうちにそうした体験が積み重なり、卒業後も、その季節が近づくとその時の思い出が蘇ってきて、決まった歌が歌いたくなるのではないでしょうか。 このコロナ禍で、そうしたお祝い日をいつものようにお祝いできないことは残念ですが、オンラインという方法で、新しい祝い方ができているのも嬉しいことです。少しずつ登校が始まってきていますが、完全な通常に戻るには時間がかかることでしょう。ちょっとした工夫をして日常生活に小さな変化を創り出し、新しい気持ちになるということ、是非心がけてみてください。

丘の学び舎 その65(小学生版)

2020年6月2日 校長室より
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丘の学び舎 その64(中高生版)

2020年6月1日 校長室より
中高生の皆さんへ 先週は、今年度初めて登校してきた1年生と7年生にお会いできて、とても嬉しいひと時でした。予防対策のもと、ワクワクとドキドキが混じったような登校だったことでしょう。感染状況ばかりに気を取られて過ごしているうちに、気がついたらもう6月です。今週は、小と中高、毎日それぞれ一学年ずつ登校してきますので、また楽しみです。子供たちのいる学校は、やはりいいですね。 ところで、6月は「みこころの月」です。聖心で学ぶ児童生徒にとっては、学校名の由来であるイエス様の心を思い起こして祝う大切な月です。世界中の聖心女子学院のどの学校も、必ずキャンパスには「みこころのご像」が立っています。小林聖心であれば、中学校の通用口向かって右側、「我に来たれ(Come to me)」の言葉とともに、両手を広げて私たちを迎えてくださる「みこころのご像」です。胸のところに、燃える心臓が描かれていますが、それは、イエス・キリストの燃えるような愛を表しています。17世紀に始まった表現です。 聖心女子学院の母体である聖心会は、「イエスのみこころの愛」を伝えるという使命とともに始まった修道会です。かつては聖心会のロゴの中に心臓が描かれていましたが、現在は、世界を抱く赤い「Open Heart」です。 赤いハートはもちろんイエス様の燃える愛です。決して閉じることのない、世界に向かっていつも開かれた心です。開かれたところに描かれている十字架はイエス様が味わった痛みや苦しみを表現しています。イエスのみこころは常に開かれているが故に、苦しみも悲しみも全部引き受けてくださるのです。暴力、貧困、格差、差別、不正、自然破壊、そして感染症等、世界の現実の中で人間とともに苦しみ、愛し続けてくださるイエスのみこころ。このような愛はコンパッション(Compassion〔共に痛む愛〕)です。愛する相手の痛みを放っておけず、共に苦しんでくださる愛です。 「みこころの子供」である皆さんは、「私のもとに来なさい」と招かれています。新型コロナウィルスに怯える世界の人々と共に、イエス様のところへ行きましょう。そして、赤い「Open Heart」の熱い思いに触れることができますように。

丘の学び舎 その64(小学生版)

2020年6月1日 校長室より
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