小林聖心女子学院ブログ 小林聖心
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児童健康診断

2020年9月29日 小学校
今日は子どもたちの健康診断の日です。 ホールや体育館、特別教室を使って、身長、体重、視力、聴力の測定や内科、眼科、耳鼻科、歯科の検診が行われました。 朝、担任の先生から一人ひとりにICカードが渡されました。健診ではそれぞれの場所で、そのカードを機械にかざしてから診ていただきました。

丘の学び舎 その89

2020年9月28日 校長室より
9月28日 いよいよ9月もあと二日となりました。「小さい秋みつけた」の歌が、思わず口に上ってくるような季節です。児童生徒は、毎日「みこころ坂」を上り下りしながら、小さい秋を色々見つけることでしょう。コロナのことも忘れそうな穏やかな日差しの中で、この平穏が当たり前ではないことをつくづくと感じています。 昨日、カトリック教会では、「世界難民移住移動者の日」ということで、紛争や気候変動等の理由で避難民となり、困難な生活を強いられている方々のために祈りました。COVID-19のパンデミックによって、どんな国の人も、どんなに満ち足りた生活を送っている人も、感染の不安を抱えています。宇宙船地球号に乗り合わせている私たち誰一人、このコロナ禍から免れることはできないからです。しかし、同時に、紛争から逃れようとしても国境が封鎖され、逃げ場を失い、劣悪な衛生状態の中でウィルスと闘いながら懸命に生きようとしている人々のことを忘れてはならないでしょう。コロナ禍で避難民に対する国際的な取り組みや援助はすっかり後回しにされているようです。難民の数は過去最大に上っていると報道されています。 遠い国の避難民も、日本人である私たちと無縁ではありません。例えば、コンゴ民主共和国では、携帯電話等に使われているタンタル等豊富な鉱物資源の利権を巡り、紛争が絶えません。そして、そうした紛争で犠牲となっているのが、女性なのです。2018年にノーベル平和賞を受賞したコンゴの婦人科医ムクウェゲ氏は、世界の人々にその悲劇を訴え続けています。 3月以降、確かに私たちの生活は一変し、どの国においても、経済の立て直しは最優先課題です。世界がこれからどういう方向に向かっていくのか、その推測も容易ではありません。しかし、こういう時だからこそ、地球の向こう側で起こっていることに心を寄せ、世界中の善意の人々とつながることを、小林聖心の児童生徒には学んでほしいと心から願っています。そして、この連帯こそが、ポストコロナの新しい時代を拓いていきますように。

聖心杯の練習

2020年9月25日 小学校
今年、運動会に代わって開かれる「聖心杯」の練習が始まっています。 平日の3日間に「なわとび対決」「リレー対決」「ダンス」が行われます。 体育の授業では、ダンスの練習に力が入っていました。

児童会企画

2020年9月24日 小学校

新型コロナウイルス感染症拡大防止の中でたくさんの制限が続いています。 こんな異学年交流が難しいこの時期だからこそ、聖心の児童としてのつながりが持てるように、児童会会長がよびかけました。 「翼をかたどった紙に今の目標を書いてもらいます。そして、クラスごとにガーベラのお花のモチーフに貼っていきます。翼の形は目標に向かってはばたいていくことを表しています。どんな時も、今の時代も自分の思い通りに進まない中でも、目標を持つことで毎日努力することができます。努力し続けることで、私たちは成長しつづけます。」 エントランスには、翼に記された426枚の目標が集まりました。

丘の学び舎 その88

2020年9月21日 校長室より
9月21日 日に日に秋らしくなってきています。小学校の前庭のコスモスが風に揺れ、秋らしさを演出してくれています。いよいよ実りの秋ですね。りんご、梨、柿、ぶどう、いちじく、そして、栗と、秋の味覚を楽しむ季節になりました。 ところで、実りの秋の「実り」は、英語では「fruit」ということになります。フルーツというと果物だけを想像しがちですが、努力して成果があがるという意味の「実る」も、英語では同様に「bear fruit」ということになります。少しずつ大きく育って最後においしく熟す果物のように、コツコツと日々努力を積み重ねることによって、何か手ごたえのあるものが生みだされるということでしょう。 また、日本語の実りの「み」は、皮やからに覆われた中身を意味し、植物の場合の「実」と動物の場合の「身」に変化していったという説を読んだことがあります。果物の「実」も成果の「実」も、大事なのは「み」=「中身」なのです。 学校も実りの秋を迎えています。今年は4月5月と休校続きでしたし、その後も予防対策に努めながら、慎重に学校生活を通常に戻すように努めてきましたので、児童生徒の活動の幅からいえば、例年と同じというわけにはいきません。しかし、残暑が一段落し、空も高く澄んでいくこの季節に、一人ひとりが実りつつある、その「中身」の「実り」を、是非、見たいものです。 小中高生として歴史的、かつ世界的広がりを持つ出来事に遭遇した多感な世代の子供たちは、必ず今回の経験から何かを学んでいるに違いありません。今は表現できないでしょうし、大人の目にもよく見えないでしょう。しかし、世界の人々と共有する日々の重さの中で「身」に付けてきたことが「実」を結び、きっと神様が「中身」のある人間へと成長させてくださることでしょう。祈りを込めて、今年度の折り返し点を迎えたいと思います。 小学校前庭のコスモス

聖心杯スローガン

2020年9月18日 小学校
新型コロナウィルスの影響で、今年の運動会は中止となりました。 しかし毎年、子どもたちが大きな成長を見せる行事であり、後の大きな思い出ともなることから、開催を平日の三日間にし、観覧者なしで、ひとつの学年ごとに運動場で演技・競技を行う「聖心杯」を催すことにしました。 今朝は、児童朝礼で聖心杯のスローガン募集が全校生に呼びかけられました。

後期児童会役員・部長選挙

2020年9月15日 小学校
児童会役員と各部長の任期は9月までで、10月からは後期の役員と部長が務めます。 今日は、後期の児童会役員と部長の選挙が行われました。 例年は、ホールで立会演説会が行われるのですが、今年は立候補者が一人ずつスタジオに入り、各教室へのテレビ放送によって演説を行いました。

丘の学び舎 その87

2020年9月14日 校長室より
朝晩は秋らしくなってきましたが、まだまだ残暑厳しい9月です。早いもので前期の終わりが近づき、中高生はいよいよ期末考査です。 ところで、小中高の校長を務めていて何よりの喜びといえるのは、1年生から12年生まで、12年間の女の子の成長を目の当たりにすることができるということです。ランドセルが歩いているようだった子どもたちが素敵な女性になって学校を巣立っていく姿には、感慨深いものがあります。 先週のある日のこと、昼食準備の時間に小学校1年生の教室前廊下を歩いていると、子どもたちに周りを取り囲まれました。それぞれが思い思いに話しかけてきます。その中の一人が「シスターもここで一緒にお弁当食べればいいのに。」と言ってくれました。なんと嬉しいお招きでしょうか。中高では考えられないことですので、思わず顔がほころびました。 聖心の教育の根本に、「発達段階に応じた教育」という考え方があります。19世紀初頭の創立者聖マグダレナ・ソフィアの時代に、現代のような心理学はまだ誕生していませんでした。しかし、学校を始めるや否や、いち早く学習指導要領を完成させた創立者は、それぞれの教科ごとに、教授法や学習内容、教材を発達段階に応じて考慮するよう、学習指導要領の中で書き著しています。そして、その発達段階の区切りは現代の発達心理の考えにもそのままあてはまることに驚かされます。 人間の教育には、その段階でしておかなければ、あとで補うのは容易でないことがあります。あるいは、その段階の子どもたちに最も相応しい知的訓練を通して授業を展開することを、教師は心得ていなければなりません。創立者はよく、「家を屋根から建ててはいけません。」と仰いました。フランス語では、急いで見栄え良く物事を仕上げることを、「家を屋根から建てる」というそうですので、子供を育てる時には、急いで見栄え良く仕上げようとしてはならないという教訓でしょう。スピードを競い合う時代ですが、18歳までに、やるべき年齢でやるべきことを積み上げていくということを、これからも大切に実践していきたいと思います。

部会の活動

2020年9月10日 小学校
本校では児童が部会とよぶ10のグループと児童会役員会に分かれて、学校生活の向上と充実を図るための活動を行っています。 今はまだ異年齢集団の交流を控えているので、6年生だけで話し合い活動を持ちました。 選挙で選ばれたそれぞれの部長を中心に、これまでの活動をふりかえり、計画を立てました。

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