小林聖心女子学院ブログ 小林聖心
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虫さがし

2020年7月30日 小学校
一年生がロザリオヒルへ出かけて、虫探しをしました。 バッタ、こおろぎ、セミの抜け殻など、いくつもの「たからもの」を見つけた一年生。 「バッタをつかまえたよ!」と虫かごを差し出した子どもが「先生ほら見て、後ろ足が長い。だから高く跳べるのかな?」とつぶやいていました。 たくさんの発見があった夏のひとときでした。 お弁当は、みこころ道場の大広間に座り、みんなでいただきました。

夏の俳句

2020年7月29日 小学校
4年生の教室の前に俳句がしたためられた短冊を掲示してあります。 夏の季語と、くじ引きで選んだ関係のない事物とを使って17音にした、子どもたちの作品です。 イメージがつながらなくて苦戦しながらも、まとめあげた作品が並んでいます。 スイッチオン 犬も近寄る せんぷうき プール入れ よろこんだのは なぜか犬 暑いので 犬のさんぽの かき氷 それなりにストーリーも見えてくるようです。 書いてみた カレンダーに かき氷 せんぷうき カーテンゆれて 空見える 花火見る 妹の手も 熱くなる

花の名は

2020年7月28日 小学校
「花に目を向けてホッとしてほしい」 そんな願いをこめて、園芸部の部長が、エントランスの鉢に花を紹介したポップをつけました。 園芸品種の難しい名の花でしたが、さっそく興味をもってのぞきこんでいく子どもたちがいました。

丘の学び舎 その80(中高生版)

2020年7月27日 校長室より
中高生の皆さんへ 梅雨明けが待ち遠しいですね。夏休み前最後の週となりました。今年の夏休みは例年より短くなってしまいましたが、4月からの緊張の日々で疲れた体や心をちょっと休め、また次の学校生活に備えてほしいと心から願っています。 ほぼ5か月に及ぶ、新型コロナウィルス感染症拡大のもとでの生活を振り返ると、とても不思議な時間を過ごしてきたような気がします。この間に私たちが学んだことは何だったのでしょう。もちろん一人ひとり異なる経験であったと思いますが、自分ではどうしようもない、理由や解決を求めてもすぐには答えが出ないような事態を、世界の人々と共に耐えてきたということ、そのこと自体の中に、とても大切な学びがあったのではないでしょうか。決して楽しい経験ではありません。スピードに慣れた現代人にとっては、一刻も早くすっきりしたいという思いは山々ですが、このようなもどかしい状態は数年続くのかもしれません。 現代世界の様々な課題と向き合い世界の人々と共に解決していく力、これは21世紀を生きる人間に求められる資質ですが、「どうしようにも、どうにもできない事態」と共に生きていくこと、これも現代において大切な能力といえるのではないでしょうか。それは決して捨て鉢になることではありません。自分にとって心地よくない状況を引き受けることのできる柔らかさといった方がよいのかもしれません。 幸い、カトリックの学校で学ぶ皆さんには、素晴らしいモデルがあります。それは、自分では理解できないようなことに遭遇した時、いつも「思いめぐらす」という姿勢でおられたマリア様です。そして、今はわからなくても、神様が必ずよいようにしてくださるので、それを信頼して待ちましょう、というのがマリア様の態度でした。その「神様に委ねる」生き方ゆえに、マリア様は神の母、全人類の母となられたのです。 毎日、感染拡大にまつわるデータや様々な政策・見解等、溢れるほどの情報が伝えられ、混乱と不安に陥る日々です。そんな中、視野を広げてしっかりと考え、思いめぐらしながら、神様への揺るぎない信頼をもって、この世界が変容されていくのを待ち続けることにいたしましょう。

丘の学び舎 その80(小学生版)

2020年7月27日 校長室より
小学生の皆さんへ80クリックしてください。

児童会スローガン

2020年7月22日 小学校
選挙によって選ばれた児童会役員が校内テレビ放送で、今年のスローガンを発表しました。 「今年の児童会スローガンは『私たちは成長し続ける~With a 100% smile~』です。長い間、学校が休校になり、不安な思いを私たちは経験しました。だからこそ、どんな時も全校児童の皆さんとともに私たちの100%の笑顔でこれからも一緒に乗り越えていきましょう。私たちが笑顔でいることで、自然と笑顔が広がっていき、学校を社会を明るくしていくことができます。私たち一人ひとりの笑顔とともに、小林聖心女子学院小学校のみんなで成長し続けていきましょう。」  

ダンゴムシ帰る

2020年7月21日 小学校
お弁当の後、2年生数人が飼育箱をもって外に出てきました。 行き先は南庭のようです。 「何が入ってるの?」と声をかけると、「ダンゴムシ」という答えが返ってきました。 「これから4日間のお休みがあるから、南庭に返すの」とのことです。 南庭でふたを開いてダンゴムシを外へ出しましたが、すでに丸まりもせず動かないものがあります。 子どもたちは何やら話し合いながら、マリア像の近くにやって来ました。 ここは「いきもののおはか」と書いた十字架がたっています。 きっとダンゴムシが死んだことを弔いに来たのでしょう。 あれこれ話し合っていましたが、今日は教室へ早く帰らなければなりません。 時間に気づいた子どもたちは、早口でお祈りを唱えると教室へ走って帰っていきました。

丘の学び舎 その79(中高生版)

2020年7月20日 校長室より
中高生の皆さんへ 7月も半ば過ぎに入りました。梅雨は長引いていますが、すでにヒグラシの鳴き声が聞こえ、本格的な夏の到来を感じさせられます。本来であれば、今頃は、登山やキャンプ等合宿に出かけている学年があると思うと、こうして静かに暮らしている7月がとても不思議でなりません。 このところの雨の降り方には本当に驚かされました。梅雨と言えば、一昔前までは「しとしと」というオノマトペがぴったりという感じでしたが、近頃の雨はどう表現したらよいのでしょうか。「ざあざあ」などというレベルではありません。「ゲリラ豪雨」という言葉まで登場しました。豪雨にさらにゲリラ(奇襲攻撃のような戦い方の意味)が加わって、自然と人間が対立関係にあるかのように響きます。日本人は、畏敬と親愛の念を抱きながら、自然とともに暮らしてきたはずです。しかし、今や、日本語独特のオノマトペで表せないような雨の降り方になってしまっているということに淋しさを感じます。 ところで、それぞれの国の言葉で雨の降り方をどのように表現しているかを調べてみると、とても興味深いことがわかります。例えば、英語でにわか雨のことを「shower」というのは、とても楽しいと思いませんか。「shower」と聞くと、もちろんお風呂のシャワーを一番に想像しますが、なるほど、夕立は「shower」です。「shower」という言葉には、溢れるほど豊かに注がれるものという意味が込められているようです。それがわかったのは、「showers of blessing」という表現に出会った時です。神様の祝福がまるでシャワーの水を浴びるかのように溢れるほど注がれるのを想像し、とても嬉しく感じたのを覚えています。古今東西を問わず、雨は生きとし生けるものに、命の源である水をもたらしてくれる恵みの雨です。神様は雨を降らせて私たちを生かしてくださり、溢れるほどの祝福で満たしてくださるのです。 このところの日本の雨の降り方が気候変動によるものであるならば、年々激しさを増す洪水や土砂災害は、天災はではなく人災というべきでしょう。今回のコロナ禍を通して私たちのライフスタイル全般を見直すとともに、温暖化のために、各自にできることを少しでも実践できますように。そして、「しとしと」が日本語のオノマトペから消えないことを願うばかりです。

丘の学び舎 その79(小学生版)

2020年7月20日 校長室より
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