今回の土曜講座の講師は、本校前教頭の樋口正和先生。参加対象範囲を広げ、小1~高3の児童・生徒と保護者が、素晴らしい秋空の下、丹波篠山市にある樋口農園に集まりました。

丹波篠山の豊かな山々に囲まれた畑には、たくさんのさやをつけた黒豆が並んでいました。軍手と長靴を身につけた参加者は、畝の間に入り、収穫に取り組みました。子どもも大人も一緒になって作業しました。大きく育った黒豆の株を両手で抱える姿からは、収穫の喜びが伝わってきました。

収穫した後は、枝からさやを一つずつ外す作業です。山のように積まれた枝を前に、手元を見つめながら丁寧に取り組む姿が見られました。葉の陰にも実がついており、一株に育つさやの多さを実感します。こつこつと作業を重ねるうちに、バケツや袋はふっくらとした黒豆の枝豆でいっぱいになりました。畑で育つ姿から、食卓に並ぶ形になるまでを自分の手でたどることで、普段いただいている食べ物を新たな目で見つめる機会となりました。
樋口先生の講義では、黒豆づくりにかかる手間や工夫も教えていただきました。黒豆は、枝豆として収穫する時期を過ぎ、さらに成熟すると、お正月などにいただく黒豆になります。また、米と交互に育てる輪作や、水の管理、動物から畑を守る対策など、収穫までには多くの仕事があります。目の前の豊かな実りを支えているのは、自然の恵みと農家の方々の日々のおかげです。収穫を体験したからこそ、そのご苦労を身近に感じることができました。

低学年の児童は、おいもほりも体験。土のついた大きなさつまいもを手に、誇らしげな表情を見せてくれました。青空を背景に、収穫した黒豆を掲げて並んだ記念写真には、皆さんの晴れやかな笑顔があふれています。土に触れ、実りの重さを感じ、共に収穫する喜びを分かち合った一日となりました。講師を引き受け入れてくださった樋口正和先生に心より感謝いたします。この体験が、日々の食事や、それを支える人々の営みに心を向けるきっかけとなれば幸いです。
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2026.10.18
土曜講座 黒豆収穫体験


