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丘の学び舎 その144

2021年10月18日 校長室より

急激に気温が下がってきました。秋も本番です。
学校は後期がスタートし、行事続きの10月です。高校の生徒会は前期で終了となりますので、先週の木曜日、第56期生徒会から立派な活動報告とともに最後の挨拶を頂きました。一年前の発足の頃を懐かしく思い出しました。
小林聖心の高校生徒会は、総勢24名からなる大きな組織です。会長や委員長等、中心を担うのは、11年生の後期から12年生の前期までということになります。それぞれの進路に向けて重要な時期にもあたりますが、自分のことも学校全体のことも両立させながら、主体的に惜しみなく働く姿が毎年印象的です。
小林聖心の歴史に残る生徒会が、また一つ幕を閉じたことになります。創立97周年から98周年にかけての年、しかもコロナ禍に翻弄され、制約も多く、活動も思うように進まない中、笑顔で前向きに取り組んだことがとても印象的でした。
中でも、初めてのオンラインとリアル並行の開催となった学院祭では、創意工夫を凝らし、柔軟な対応で、見事なリーダーシップを果たしてくれました。第56期生徒会モットー「Reaction」には、「反応すること」と「再び行動すること」の二つの意味が込められていました。創立100周年を目前に控え、小林聖心の生徒としてのあるべき姿に向かって応えること、また、コロナの体験を踏まえて再び立ち上がり、行動したいという願い通り実行できたことは、誰の目にも明らかでした。まさに、今年度の学校の目標である、「Be Artisans of Hope(希望のつくり手でありなさい)」を体現していました。いよいよ、生徒会のバトンは11年生に渡されました。それぞれの学年としての役割を果たして渡され続けてきたバトンをしっかりと握り、11年生らしく99周年を創り上げることができますように。第56期生徒会の皆様、本当にお疲れさまでした。

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