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丘の学び舎 その145

2021年10月25日 校長室より

先週は、学校で、新しいことが色々ありました。一つは楽しみにしていたStage II体育祭です。8年生の見事なリーダーシップと、5年生〜8年生全員の本気の取り組みで、素晴らしい体育祭となりました。小林聖心の歴史に、新しい1ページが加わりました。競技のみならず、よく働いて、責任を果たしました。準備から当日まで、生徒たちが日に日に成長していったことが、頼もしい限りでした。
StageIIの生徒がここまで主体的に運営できるとは、想像を絶するものがありました。そして、その陰には、StageIIIのお姉さんたちのサポートと励ましがあったことはとても大きいです。こうして、Stageを越えて伝統が引き継がれていくところに、小林聖心の教育の実りを見る思いがします。
もう一つの出来事は、サンフランシスコAthertonの聖心の呼びかけで、太平洋の周りの9つの学校(アメリカ3、メキシコ2、台湾1、日本3 )から約 60名の高校生が集い、オンラインで交流したことです。今学年中に、5回行われることになっています。小林聖心からは、10〜12年の10名が参加しました。時差のために、日本は朝、アメリカ西海岸は夕方、東海岸は夜という状況でしたが、サンフランシスコの先生のファシリテーションで円滑に交流が進んでいきました。グループセッションでは、互いの学校生活や文化などを知り合うところから始まりましたが、初対面とは思えないほど打ち解け、笑い声も時々聞こえていました。それぞれの画面に向かって、1時間半の交流が続きました。これから、SDGsやポストコロナの世界等、様々なテーマで話し合うことになっています。交流の間、私は一人ひとりの生徒を眺めながら、画面の奥に広がる、限りなく豊かな世界に思いを馳せていました。聖心の教育を受けている仲間としての連帯が、世界の連帯へと繋がっていったら、どんなに素晴らしいでしょう。
実りの秋。子供たちは学校生活の中での新しい体験を通して、どんどん成長していっています。

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