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校長より
2022.09.05
丘の学び舎 その183

先週は大変厳しい残暑とともに、急な雷雨にも見舞われました。朝晩は一時凌ぎやすくなっていましたが、一挙に熱帯夜が戻ったようでした。しかし、私たちを取り囲む自然は、確実に変化してきています。
何よりも感じさせられるのが、日が短くなったということです。夕方6時を過ぎると、なんだか薄暗くなってきます。空を見上げると、雲が変わってきています。あれほど、元気に鳴いていたロザリオヒルのミンミンゼミやアブラゼミの声を聞くこともほとんどなくなり、今は、ツクツクボウシの出番です。また夕方になると、秋の虫の声に心癒されます。小学校前庭の花壇からヒマワリが消え、代わって、コスモスが植えられました。
確かな季節の変化を感じながら、夏休み明けの子供たちの様子にも、それぞれの変化・成長が見受けられることを嬉しく感じています。何人もの子供たちに「背が伸びたわねー。」と声をかけました。ある7年生の生徒は、廊下ですれ違った時に立ちどまると、夏休みの振り返りや、これからの抱負を真剣に語ってくれました。先週の木曜日、読書会が行われた8年生の教室を訪問すると、読書感想の発表とともに、この夏のある本との出会いが自分を変えてくれたという発表に出くわし、とても感心しました。
多感な時期の子供たちにとって、この1か月余は、本当に豊かな時間だったことでしょう。見たこと、聞いたこと、読んだこと。考えたこと、まとめたこと、創作したこと。うまくいったこと、思うようにできなかったこと、反省したこと。すべてが、変化に繋がっていきます。1年生から12年生まで、一人ひとりの中に起こった変化を想像しながら、これからの学校生活が、その変化を確実に伸ばしてくれることを願わずにはいられません。

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