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校長より
2022.09.12
丘の学び舎 その184

先週の土曜日は中秋の名月、しかも満月と重なりました。ロザリオヒルでは、幻想的な世界を味わうことができました。昼間はまだまだ暑いものの、夕方になると、うっとりと月を眺めるのにふさわしい季節となってきました。
先週、小林聖心の校内では、あちらこちらで歌声が響いていました。コロナであまり聞こえなくなっていた子どもたちの歌声が、今年はかなり戻っています。
12年生は、黙想会の締めくくりのごミサで、久しぶりに聖歌を歌いました。高校入学以来、すっかり遠ざかっていた聖歌ですので、卒業を半年後に控えた12年生は、聖堂で聖歌を歌うことができて、さぞ満足だったことでしょう。
クリスマス・ウィッシングの準備も始まっています。メサイアの曲目が聴こえてくると、「小林聖心が戻ってきた」という感じがします。まだ暑い時期から、クリスマスの歌の練習が始まります。それ程、クリスマスのお祝いを大事にしています。
中高の講堂では、小学生が来週の合唱祭に向けて、練習を重ねています。中高の校舎に小学生の歌声が響くのは、何とも微笑ましいことです。12年間の学校ならではといえます。中高の先生方は、講堂の前を通ると、しばし足を止め、全身で歌うかわいい子どもたちの姿に、目を細めています。講堂の隣の職員室では、先生方が仕事の傍ら、思わず聞き入っています。小学校も中高もなく、みんな小林聖心の子どもです。日に日に上手になる合唱の練習を見守っています。
小林聖心は二期制ですので、9月が前期の終わりです。中高では、いよいよ今週、期末試験が始まります。10月からは、体育祭をはじめ、様々な行事が待っています。実りの秋を迎えたいものです。

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