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校長より
2023.11.01
丘の学び舎 その156

いよいよ今日から11月です。100周年記念コンサート、記念式典と続き、記念行事もクライマックスを迎えます。小林の丘は、深まりゆく秋の気配に包まれています。日々、樹々の葉っぱの色が変わっていくみこころ坂は、一年の中で最も美しい季節に入っていきます。四季折々の変化を目の当たりにしながら坂道を上り下りする子どもたちの心には、何が育っていくのでしょう。

毎朝、この坂道を上ってくる小学生と、校門から校舎まで一緒に歩きながら言葉を交わすのは、私の大きな楽しみです。よく出くわす子どもたちとは、顔馴染みになります。

それにしても、子どもたちは遊び上手です。先日、3人の1年生が「ニャーニャー」と言って笑い転げながら歩いてきたので「何をしているの?」と尋ねると「ニャンコごっこ」と言います。そこで、「じゃあ次は、ワンチャンごっこしよう」と私がいうと、口々に「ワンワン」「キャンキャン」と様々な鳴き声で応えてくれます。すると今度は誰かが「カーカー」と言い始めました。「それは何?」と尋ねると、「今度はカラスごっこ!」だそうです。こうして次々と生きものごっこが展開されていきます。おもちゃもゲームも何もなくても、こんなに楽しめるのです。

月曜日には、よく、「お休みはどうしていましたか?」と尋ねてみます。すると日曜日にやったことを丁寧に話してくれます。先日は、「ただただ遊んでいた!」という1年生の返事にとても驚きました。「ただただ」という表現が見事でした。

朝の何気ない会話を、これからも楽しみたいと思います。こんな小学生も、やがておすまし顔で挨拶する中学生になっていきます。それも成長の一つの過程です。

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