小林聖心女子学院ブログ 小林聖心
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1年生入学式

2020年6月21日 小学校
夏至を迎えた今日、延期していた1年生の入学式を行いました。 密を避けるために、会場の人数を限り、時間差でクラスごとに式に参加しました。 創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラのご絵が見守るホールで、担任の先生の呼名に元気よく答える1年生。在校生代表の2年生や6年生児童会役員は、動画で歓迎のあいさつをしました。 式後は、教室や門の前などで、家族ごとの記念写真を撮りました。 例年とは違う、思い出深い入学式となりました。

教室での実技

2020年6月18日 小学校
授業はすべて自教室に決められた自分の席で受けます。 体育は制服のまま、その場に立って体を動かします。 両手を広げて(広く空いているので隣の人には当たりません)片足立ちで、浮かせた足を前後左右に揺らします。バランス力や筋力が必要になる体幹トレーニングです。 音楽は、歌を歌いません。今日は紙コップを持ち、曲に合わせたリズムの練習です。休み時間に人気なのは図書館です。使える日が学年ごとに決まっています。 子どもたちは学校での学びを楽しんでいます。

全学年が登校を開始しました

2020年6月17日 小学校
これまで小学校では学年ごとの登校をしていましたが、いよいよ今日から全学年が毎日登校することとなりました。 よく晴れた空の下、マスク姿の子どもたちが登校してきました。エントランスには足形が貼られていて、順序良く靴を履き替えて入ります。図書館内の床にもテープが貼られていてカウンターの列を作ります。 互い違いに空けた席に着き、いつものようにお祈りから始まりました。まだ教室移動はしないので、音楽や英語も自教室で授業を受けました。 まだグループワークはできませんが、教室の中にともに居て学ぶのは、やはり楽しいことです。感染予防に気を付けながら、学校でしかできない学び合いを作っていきます。

丘の学び舎 その74(中高生版)

2020年6月15日 校長室より
中高生の皆さんへ 昨日、カトリック教会では「聖体の祝日」を祝いました。信者がミサの中でいただくイエス・キリストのからだ(イエス・キリストの命そのもの)であるパンが「ご聖体」です。 この「ご聖体」がまるで魔法のようにイエス様になって、それを食べる人の中に来てくださるというように考えられがちですが、大切なのは、イエス様が準備してくださる食卓を囲み、命のパンを分かち合って、食卓にあずかる人々が友となっていくということです。英語の「companion」はパンを分けあう「仲間」ですし、日本語ならば、「同じ釜の飯を食う仲間」ということになります。児童生徒の大好きな聖歌「マラナタ」の冒頭で「主の食卓を囲み、いのちのパンをいただき、救いの盃を飲み、主にあってわれらは一つ」と歌われる通りです。 イエス様はご自分を食べられるものとして残してくださいました。しかも、パンですから、割かれなければなりません。心を砕き、身をすり減らして、愛するという生き方を全うし、十字架の死を遂げられたイエス様は、パンとしてご自分を残し、食べられることでご自分の命を分け与えてくださるのです。それは私だけの命になるのではありません。食卓を囲み、食事を共にすることを通して友となり、喜びや苦しみ、そして、命を分かち合い、皆が一つとなってイエス様に似たものへと変えられていくのです。一緒に食事をすることで親しくなっていく、あるいは、友であることの印として一緒に食事をするという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。 日本でも世界でも、新しい生活様式ということで、食卓を囲むということには注意が必要になってきていますが、感染防止のためなら仕方がありません。でも、こんな時は、いただく食物にゆっくりと思いを馳せるチャンスかもしれません。心を込めて、「いただきます」「ごちそうさまでした」の挨拶ができるといいですね。動物や野菜の命をいただくこと、そして、この食物が目の前に準備されるまでに、色々な形で命を割いて働いてくださった方々への感謝を込めていただくことができますように。そうしたら、食事は命の交わりです。

丘の学び舎 その74(小学生版)

2020年6月15日 校長室より
クリックしてください。小学生の皆さんへ74

丘の学び舎 その73(中高生版)

2020年6月12日 校長室より
  中高生の皆さんへ 3月2日より休校が続き、4月7日には緊急事態宣言が出される中、皆さんにお話しせずにはいられないという思いで、ブログを書き始めました。4月13日、イースターの翌日の月曜日でした。2ヵ月を経て、ようやく今週水曜日から中高で全学年分散登校による授業が始まり、来週の水曜日からは小学校でも全学年授業が始まります。皆さんを毎日学校へお迎えできることになりましたので、毎日のブログはここでいったんお休みし、来週からは週に一度、毎週月曜日に、お話を続けていきたいと思います。 そこで、今日、皆さんにお贈りしたいのは、聖心会第6代総長マザー・ジャネット・スチュアートの言葉です。「一人ひとりの人生は、聖なる旅です。変化、成長、発見、そして、変容を体験する旅です。」 私たち一人ひとりは奇跡のように神様から命をいただき、この地球上に誕生しました。そして、神様のもとに帰るその日まで、一歩一歩、人生という道を歩き続けます。様々な人にめぐり合い、様々な出来事に遭遇し、嬉しいこと、辛いこと、楽しいこと、悲しいことを、幾つも幾つも乗り越えながら、かけがえのない、その人だけの道を歩み続けるのです。その尊い人生を、マザー・スチュアートは「聖なる旅」と呼ばれました。 自分の努力ではどうにもできないことや、無意味に思えるようなことの繰り返しも、避けて通ることはできません。でも、私たちが一つ一つのことと丁寧に向き合っていれば、神様はそうした一つひとつのことを通して大切なことに気づかせ、成長させ、そして、より私らしい私に変容させてくださるのです。 人生の旅が始まったばかりのような皆さんが、100年に一度といわれるような世界的な緊急事態を経験することになってしまいました。「この経験はいったい何なのでしょうか。」と問い続けることしか、今の私にはできません。しかし、皆さんと一緒に、それぞれの聖なる旅を続けていくことにしましょう。きっと、何か大切なことに気づかせ、成長させていただける日が来ることを確信しています。

丘の学び舎 その73(小学生版)

2020年6月12日 校長室より
小学生の皆さんへ73クリックしてください。

丘の学び舎 その72(中高生版)

2020年6月11日 校長室より
中高生の皆さんへ いよいよ梅雨入りが宣言され、しばらく雨とのお付き合いが続きます。特に今年は、日本中どの地域も、豪雨の被害だけは免れますようにと、祈るばかりです。学校では分散登校が始まり、校内に皆さんの姿があるという日常が、なんとも嬉しい日々です。 昨日6月10日は「時の記念日」でした。671年、天智天皇が水時計を設置し、太鼓や鐘で時を告げたことを記念しています。その日が、グレゴリオ暦(太陽暦)にすると6月10日で、しかも、今年2020年は「時の記念日」が制定されてからちょうど100年ということになるのだそうです。 水時計で時の流れを測定し太鼓や鐘で時を告げていた時代から、今や、時を計る方法はすっかりデジタル化し、数字で表示される時間が一般的なのではないでしょうか。長針と短針で表される時計すら、ほとんど馴染みのない世代が増えてきているようにも思います。こうした変化を見るだけでも、時の感じ方というのは、時代によってずいぶん変わってきているに違いないと、「時の記念日」に改めて感じさせられます。 新約聖書の世界では、ギリシア語に基づく発想で、時計で計ることができるような、過去から未来へ機械的に流れる客観的な時を「クロノス」、そして、時計で計ることができず、それぞれの人に意味があるような、質的で内面的な時を「カイロス」と呼んで区別しています。日本人の感覚ではそのように使い分けることはありませんが、日常的に経験している時間の中に、たとえ瞬間的であったとしても、自分にとって大切な意味のある時があったということは、なんとなく想像できるのではないでしょうか。もちろん「永遠」という神様の時も時計では計ることができません。 新型コロナと共に生きていかなければならないこの時代。時計で計れる時間の中で、来週はどうなっているか、いつまでこの状況がつづくのかと、あくせくする日々です。でもそんな時間を超えて、「永遠」という時に思いを馳せてみてほしいと思います。私たちの命はすでに神様と共に永遠という時を生きているのですから。

丘の学び舎 その72(小学生版)

2020年6月11日 校長室より
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