小林聖心女子学院ブログ 小林聖心
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読書会

2021年1月29日 小学校
一年生の課題図書は神沢利子作「クマの子ウーフ」です。この本は2019年に刊行50周年を迎え、長く子どもに愛されています。 一年生は初めての読書会です。冬休み中に全員がこの本を読み、「読書会とは、みんなで同じ本を読んで、それぞれが面白いと思ったところ、不思議だなと思ったところなどを友達と伝え合う時間」だという読書会の目的を確認しながら、みんなでさらに読み深めていきました。 お気に入りの話を一つ選び、「ウーフと私が似ているところはあるかな」「私だったらどうするかな」「なんでウーフはこんなことを言ったのかな」などいろいろな観点から自分の考えをまとめていきました。話の中の気に入った一節を暗唱したり、好きな場面を絵に描いたりしながら読書会に向けて準備を重ねました。 読書会当日は各クラスから選ばれた実行委員の司会進行のもと、3クラスミックスの3人グループで交流し、お互いの考えを知りました。 グループ活動の後、みんなで一緒に感想を伝え合いました。「友達の話を聞いて、自分が選んだ話とはちがうお話も面白いと思った」「大きな声で発表できなかった人もいたけれど、絵の中に思いがたくさん詰まっていた」など、たくさんの人が手を挙げて、感想を発表しました。 読書会での交流を通して知った「新しい考えかた」や「お互いの思いを知ることの楽しさ」はこれからの一年生の成長を大きく支えていくことでしょう。

読書会

2021年1月29日 小学校
4年生の読書会のテーマは、「自分を見つめ直す」、課題図書は、日野原重明著『明日をつくる十歳のきみへ ~一〇三歳のわたしから~』でした。日野原先生の本を冬休みに読んで、心に残った箇所をもとに、本をおすすめするPOPを作成しました。 読書会では、自分が作ったPOPを見せながら、心に残った箇所を紹介したり、自分の経験を語ったりしました。「持つ人生より、なる人生がすばらしい」「新しいことを始めるのに、年齢は関係ない」などの日野原さんの言葉は子供たちの心を刺激したようです。友達のエピソードに「私もある!」などと盛り上がり、時間が足りなくなるくらい語り合っていました。 また、例年なら保護者の方にも参加していただいた読書会。今年は、紙面での参加という形をお願いしました。保護者の方にも、本を読んだ感想や、エピソードを先に書いていただきました。当日は、自分の保護者の書いたものを読み上げ、グループみんなで聴き合いながら、保護者の方の考えから学ぶ時間を作りました。子供たちは、「そんなこと考えてたんだ。」「意外だった。」という感想を持ったようで、来てはいただけませんでしたが、同じ本を読んだ保護者の方の考えに、刺激を受けたようでした。 設定していた50分の時間は、様子を見て60分に延長しましたが、それでも子供たちはまだ語り足りない様子でした。本を通して、友達や保護者とつながり、また刺激をうけて、自分の考えや人生を見つめ直す時間になったようです。

読書会

2021年1月28日 小学校

3年生の読書会が行われました。3年生は、読書月間から親しんできた世界の「昔話の語り」に挑戦しました。 12月に村上郁先生をお迎えして、「語り」のすばらしさを知った子どもたちは、自分も挑戦したいと冬休みから練習を始めました。1月に入ってからは、友達と協力して練習を進めたり、お話の背景の国について調べたり、グループで話の魅力を確かめてきました。今年度は、村上先生に来ていただき、読書会の様子を見ていただくことが緊急事態宣言発令に伴い、不可能になりましたが、子どもたちの熱い思いで、オンラインで頑張りを見ていただくことになりました。知らないお話同士のグループなので、緊張も期待も高い中でしたが、語りを聞き合い、国によって違うお話の展開のおもしろさを、いろいろなほかの昔話と比べながら話し合うことができました。 村上先生からも、子どもたち一人一人の語りへの取り組みが宝物になるということを話していただき、とても子供たちも達成感を味わうことができました。さらに、3つの昔話の語りをお聞きし、「昔話の語り」の魅力、さらに人と人とをつなぐ「言葉で伝える」ということの大切さを考えながら、今後も活動していきたいという思いを新たにしました。

読書会

2021年1月28日 小学校
5年生は、「心のバリアフリー」をテーマに、読書会を行いました。 LGBT、自閉症、学習障害、吃音など、さまざまな個性を持つ人たちの本を読み、グループに分かれて話し合いました。どの本も同年代の、または作者の子供時代のことが描かれており、子供たちはそれぞれに問いを持ち、付箋のたくさんついた本を片手に、熱心に話し合う姿が見られました。 友達と一緒に読み深めながら、自分の心の内をのぞき、視野を広げた読書会。多様な社会を生きていく小さな一歩となったかもしれません。

架け橋ショップを実施しました。

2021年1月28日 高等学校
例年本校では学院祭の時に、東北地方のお店からお菓子などの商品を仕入れ販売し、利益を支援にさせていただく企画を長く行ってきました。 今年度の学院祭は残念ながら中止となりましたが、代わりとなる支援方法を模索した結果、先日高校生徒会奉仕部の企画で、架け橋ショップを実施しました。東北地方のお菓子の他、兵庫県の社会事業所からも商品を仕入れ、高校生を中心に予約販売をし、沢山の協力をいただくことができました。        

読書会

2021年1月27日 小学校
2年生と6年生が読書会を行いました。 2年生は、NDC(日本十進分類法)を使って、いろいろな分類の本を選んだ人が混ざったグループで、おすすめの本の紹介と交流を行いました。 6年生は、各クラス1人(計3人)グループで、宮沢賢治の作品と賢治の生涯との関わりを踏まえながら宮沢賢治の生き方や考え方を話し合いました。

丘の学び舎 その106

2021年1月25日 校長室より
先週は7年生と9年生、今週は8年生、来週は10年生、11年生、そして、進路の決まった12年生と、黙想会が続きます。毎年、学年末に向かう時期に行われる大切な行事です。それぞれの学年に相応しいテーマで、神父様やシスターからお話をいただき、静けさの内に、振り返って一人で祈る、2日間です。 9年生は「いのち」というテーマで考え、祈り、深めました。一日目の最後に、気づいたことや祈ったことを言葉や絵に表して作品を仕上げました。9年生の教室の廊下には、現在、9年生全員の作品が掲示してあります。「いのちは、つながっている」「いのちは支え合いのなかにある」「一つ一つ特別でかけがえがない」「私が生まれてきたのは奇跡」「神様からいただいたもの」「感謝!」「いのちを養ってくれた食物」等々。一枚一枚眺めていると、それぞれの生徒が味わったいのちの重みが伝わってきます。 生徒たちの思いを眺めていると、生命科学者、柳澤桂子の言葉を思い出します。「36億年ぐらい前に、どこかの海の中で命が芽生えた。それがずうっと絶え間なく、私の体の細胞の中に全部その遺伝情報が伝わっているから、私がここに生きている。一度も途絶えていないんですよ、36億年間。」「命はそれを持っている人のものだなんて、思い上がりだと思うんですね。36億年の歴史をもつ生き物が、その歴史をたどって、今、私のところにたどりついている。」 この一年、世界中の人が命と向き合って生きてきました。中学生は中学生として、突如として変化した日常や社会の変動の中で、敏感に今の時代を感じ取っていることでしょう。そして、当人たちは意識せずとも、先の見えない閉塞感の中で、生きていることの意味を模索しているに違いありません。普段の生活を少し横において、人間にとっての、根本的なテーマに向き合い、自分を元気づけ、勇気づけてくれる気づきがあったのなら、とても嬉しいです。そして、その「いただいたいのち」を、これからどのように生きていくのか、責任をもって応えることのできる人に成長しますようにと祈らずにはいられません。

大学入学共通テストのリサーチ結果を返却しました。

2021年1月22日 高等学校
1月22日(金)の午後に、先週の大学入学共通テストを受験した12年生を対象に、共通テストリサーチを行い、その結果を本人に返却しました。 受験生たちは、これから予定されている国公立大学の2次試験や私立大学の一般選抜に向けて、受験勉強に一生懸命励んでいるところです。 来週は出願校決定のために担任と面談を行います。受験生の皆には最後まで力を尽くしてくれることを祈っています。  

「倫理学」の特別授業を受講しました。

2021年1月22日 高等学校
1月22日(金)に12年生は、聖心女子大学現代教養学部哲学科の加藤和哉先生による、「倫理学」の特別授業をオンラインで受講しました。 先生のご専門である哲学という学問を分かりやすくご紹介くださったのち、「生命の価値について」という題で、選択的人工妊娠中絶をめぐる講義をしてくださいました。 途中、生徒たちにアンケートをとる機能を用いて調査を行ったり、チャット機能を用いて生徒が先生に直接意見を伝えたりする時間もあり、難しい内容にもしっかり向き合って考えを深めていくことができました。 問題解決が目的ではなく、解決に向かうための原則や条件を追究する、という哲学の姿勢を学んだ2時間でした。  

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