小林聖心女子学院ブログ 小林聖心
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プログラミング学習をしています

2021年3月12日 小学校

今日は、5年生がScratchというプログラミング言語を使って、ゲーム作りに挑戦しました。
画面のデザインやスプライトとよばれるキャラクターを選びます。
それを進めたり回転させたりするコード(命令)とタイミングや長さを決めるコードを組み合わせていきます。
できたプログラムを動かしてみると、イメージした通りには動きません。
もう一度コードに戻って、どこがいけないのか考えます。
難しいけど楽しいプログラミング学習です。

図工作品でファッションショーをしました

2021年3月10日 小学校

1年生が、図工の時間に帽子のファッションショーをしました。
型紙を切って作ったハット形の帽子に、思い思いの飾りをつけて、オリジナルのすてきな帽子が出来上がりました。
今日は、帽子を被ってポーズをとり、みんなに披露しました。

丘の学び舎 その112

2021年3月8日 校長室より

今年も3月11日が巡ってきます。あの未曾有の東日本大震災から10年です。様々なメディアを通して、被害にあわれた方々の思いを読ませていただいています。10年経ったからこそ語れるようになった、深い深い悲しみが伝わってきます。
10年前のあの日。出張から戻り、みこころ坂を上っていた私は、上から降りてこられた先生に「シスター、東北で大変な地震と津波です。」と声をかけられ、ただならぬことが起こったことを知りました。学校に戻ってテレビを見た時の、この世のものとは思えない映像に、言葉を失いました。あの時、あの映像の奥で、どれほど多くの方々が、日常を襲った突然の悲劇と闘っておられたのでしょう。何十年経っても、語りつくすことのできない思いを、ただそっと聴かせていただくことしか、私にはできません。「東日本大震災を忘れない。」この教訓を、今年、改めて心に刻みたいと思います。
ところで、最近読んだ報道の中でも、2011年3月11日生まれの9歳の女の子の記事が忘れられません。曾孫の誕生を心待ちにしていて、その日会いに来るはずであった曾祖母は津波で命を失くしました。お祖母ちゃんに会えなかったことが悲しくて、女の子は、今でも時々、布団の中で一人泣いているのだそうです。自分の誕生日は、「いろんな人が亡くなっちゃった日だから、少しだけイヤ。」という言葉が、いつまでも心に響いています。一人ひとりの命の重みと、それを生き抜くために耐えなければならない悲しみの数々。人間は、皆、大なり小なり、この両方を抱えながら、一歩一歩、歩んでいくのでしょう。9歳の女の子から、学びました。
この一年は、違った意味で、世界中の人々が生きることの辛さを味わっています。長いトンネルの中を歩いているような日々です。しかし、潜り抜けた先に待っている光を信じ、命をくださった方に限りない信頼を置いて、一歩一歩、進んでいきたいものです。春はそこまで来ています。

今年度最後の児童朝礼が行われました

2021年3月5日 小学校

今朝は、テレビ児童朝礼が行われました。
まずは表彰からです。
俳句や短歌、ポスターに入選した14人へ表彰状が渡されました。
次に各部会と児童会からの報告です。
感染症対策で制限のある中での、半年間の活動を報告しました。
報告を聞いた低学年の教室からは、拍手が送られていました。

錬成会を行いました

2021年3月4日 小学校

小学校の卒業を目前に控えた6年生が錬成会を行いました。
テーマは振り返りと感謝です。
まずエゴグラムで自身を分析する「わたしを知ろう」から始まり、神父様のお話を聞いたり、「思い出ツリー」で今までお世話になった方に感謝の手紙を書いたりしました。
最後は聖堂で、みことばの祭儀に与りました。
一人ひとりが普段は意識してないようなところまで、思いを馳せることができました。
卒業、進学という節目にふさわしい一日でした。

聖堂で感謝の祈りの会をもちました

2021年3月2日 小学校

毎年の感謝ミサでは、1年間をふり返り、いつも私たちと共にいてくださる神様とお世話になった方々に感謝の祈りをささげていました。
2020年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、ごミサという形ではなく、学年ごとに、お世話になった方々へ感謝の祈りをささげることを目的とし、聖堂で一人ひとりの祈りの時間を持つ形にしました。
今年度は入ることのなかった聖堂で、年度最後の月に感謝の祈りの機会を持つことができました。

デュシェーングループのお別れ遠足に行きました

2021年3月1日 小学校

まるで春本番のような陽気に包まれた一日でした。
学校の西門を出て、すぐ前にある宝塚ゴルフ場へ遠足に行きました。
この遠足では、1年生から6年生までの児童たちで構成するデュシェーングループごとに活動しました。
清掃活動を中心に、上級生と下級生のよい関わりを築いてきたデュシェーングループも間もなく解散です。
グループそれぞれに楽しく遊んで、いい思い出になりました。

丘の学び舎 その111

2021年3月1日 校長室より

2月は一気に逃げていきました。梅の花が満開のロザリオヒルでは、鶯の声が響いています。麗らかな春の到来です。緊急事態宣言は解除されましたが、この一年の教訓をもとに一層気を引き締め、希望をもって今学年度を終えられるよう、よい学年末にしていきたいと思います。
学年締めくくりのこの時期、小学校でも中高でも、学習の成果を発表する機会が様々設けられています。小学校では密を避けて分散の形となりましたが、保護者の皆様に授業を参観していただくことができました。帰り際に保護者の方が、「今年は、学校での様子をあまり見ることができなかったので、今日は本当に良かったです。子供がとても成長したのがわかりました。」と嬉しそうに帰っていかれたのが何よりでした。私も嬉しくなって、「子供たちは色々なことを通して本当に成長していますよ。ご安心ください。」と申し上げました。
学校教育の使命は、子供たちがよりよく成長するよう導くことです。学習も、行事も、課外活動も、一日の生活のすべてを通して、子供たちが学びを通して成長するよう働きかけるのです。聖心女子学院では、この十数年、世界中の姉妹校が一体となって、「変容をもたらす教育(Transformative Education)」に取り組んでいます。聖心の教育の本質は、「変容」といえる成長を一人ひとりの子供たちにもたらすことといっても過言ではありません。学校という場で、自ら学び、共に学ぶことを通して、自然や文化や社会にふれ、新しい世界と出会い、学ぶ喜びや生きる喜びを身に付けていきます。学びが人格や生き方に繋がること、知的成長が、命の喜びにつながるよう導くところに、「変容」を見出すことができます。そして、人間の力だけによって人が成長するのではなく、創造主である神の創造の御業によって、人は終わりの日まで成長し続けるのだという確信が、「変容をもたらす教育」には込められています。
この一年、コロナ禍にあっても、神様は子供たちを、そして、教育に携わる私たち教育者を導き続けてくださったことに感謝します。

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