小林聖心女子学院ブログ 小林聖心
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校外学習 9年生編

2021年11月8日 中学校

11月5日(金)は7年生から12年生は、校外学習に出かけました。7~9年生(中学生)は奈良県へ、10~12年生(高校生)は京都市にそれぞれ出かけました。

今回は、9年生(中3)の様子です。9年生は、奈良県斑鳩町にある法隆寺・法輪寺方面に出かけました。最古の木造建築や長く大切にされてきた文化財に、秋の気持ちのよい陽気の中触れることのできた1日でした。

 

 

丘の学び舎 その147

2021年11月8日 校長室より

ロザリオヒルを歩いていると、キンモクセイの甘い香りに包まれます。普段は何の木だかすっかり忘れている生垣ですが、オレンジ色の花でいっぱいになると、キンモクセイの存在を再確認することになります。キンモクセイの開花時期は通常9月~10月といわれていますので、今年はかなり遅れたのでしょう。つい、一週間ほど前から、香りに気づくようになりました。
季節が移ろう中、中学校校舎の廊下には、9年生の美術作品、水墨画が展示されています。「私が好きな季節」をテーマに、水墨画の濃墨・中墨・淡墨といった墨色の違いや、にじみ、筆の払いなどが醸し出す表現を楽しみながら、好きな季節の風物を描いています。毎年、なかなかの傑作ぞろいに、足を止めて味わっています。掛け軸にでもかけたくなるようなお気に入りが見つかったりします。
水墨画は、東洋が生んだ世界に誇る絵画表現です。黒と白のモノトーンの世界は、日本人の心に深く根付く感性にも通じるようです。茶道や華道と同様、落ち着きと静けさの世界に誘ってくれます。確かに水墨画は日本人を魅了し続ける絵画です。
私は水墨画が秘める「曖昧」の美しさに魅かれます。日本人の国民性は、よく曖昧という言葉で表現され、「曖昧」であることは、欧米の文化から見れば、掴みどころがないといったネガティブなイメージに繋がりがちです。しかし、実際のところ、物事は、それ程はっきりと、白と黒とに分けることができないのではないでしょうか。白と黒の間には、数えきれないほどのグラデーションがあります。白でも黒でもない、微妙なグラデーションを理解することは、わかりにくいことをすぐに判断しないで思いめぐらすという姿勢に繋がり、自分とは異なる多様な他者を受け入れる大きさにも繋がるように思えます。
9年生が水墨画にチャレンジすることは、その意味で、とても貴重な経験だといえるでしょう。StageⅢとして、少しずつ大人に向かっていく9年生の成長を願いながら、今年も水墨画を楽しみました。

追悼ミサ

2021年11月4日 小学校

カトリックでは、11月は死者の月とされ、亡くなった方々のために祈ります。
コロナ禍中では、ミサはできなかったのですが、今日は久しぶりに神父様に来ていただいて、ミサが執り行われました。
本校に入学後、まだ一度もミサに与った経験のない1年生と2年生が聖堂に入りました。
聖体拝領がない、歌も聞くだけで歌わないミサでしたが、子どもたちは祈りの雰囲気に包まれていました。

短歌を詠む

2021年11月4日 中学校
8年生(中2)は、国語の時間に短歌を学びました。前の週に授業で短歌を学び、次の時間には生徒自身が詠んだ作品を、クラス全体で鑑賞しました。クラスメイトの作品(作者名は伏せています)を味わい、鑑賞文にまとめました。先日実施された体育祭の光景を詠んだものや、秋らしさが感じられるもの、ユーモアに富んだものなど、さまざまな短歌を楽しみました。
生徒たちは、今週金曜日の校外学習でも短歌を詠むことにしています。
 
 
 
 

第1回中学校入試説明会

2021年11月2日 小学校中学校

10月30日(土)、2022年度中学校入試の第1回説明会を行いました。説明会に足をお運び下さった方々、本当にありがとうございました。 説明会では、小林聖心の教育方針や学校生活、進路指導、各受験科目の勉強法、2022度入試の概要についての話をし、その後、教員による校内ツアーを行いました。 穏やかな陽気の中、さまざまなクラブ活動に打ち込む生徒の姿もご覧いただけました。

第2回の中学校入試説明会は11月13日(土)に予定しております。

たくさんの方のご来校をお待ちしております。

 

デュシェーン遠足

2021年11月1日 小学校

今日は全校生が参加するデュシェーン遠足でした。
行き先は、学校の隣の宝塚ゴルフ場です。
6年生を中心に1年生までの各学年で構成されたデュシェーン班で活動します。
広い緑の芝の上で、のびのびと遊ぶことができました。

丘の学び舎 その146

2021年11月1日 校長室より

早いもので、今日から11月です。穏やかな秋晴れが続きそうです。9月13日付の「丘の学び舎」その139で、最初の一輪のコスモスを紹介しました。あれから1か月半。コスモス畑では、数えきれないほどの三色の花が優しく風に揺られています。子供たちは登校時も下校時もコスモスの前に佇み、花びらをそっと撫でたりしています。「なんだか桜の花びらみたい」と誰かがささやきました。なるほど、コスモスを漢字で書くと「秋桜」。和名は「秋桜(あきざくら)」です。
「コスモス」の語源は、ギリシャ語の「kosmos」に由来するのだそうです。普段何気なくコスモスと呼んでいますが、実はとても意味深い名前なのです。ギリシャ語のコスモスは、統一され、調和のとれたシステムとしての「宇宙」を意味します。「秩序」「美しい」「調和」という意味もあります。宇宙と花。特に、このコスモスの花を「宇宙」と名付けたのは何故なのでしょう。一輪の花に、秩序だった宇宙が映し出されているのでしょうか。整然と群れになって咲いている様子が、秩序だった宇宙のシステムのように見えたのでしょうか。想像は膨らみます。確かにコスモス畑の前を通りかかると、調和のとれた美しい世界に足を踏み入れたような感覚を覚え、思わず立ち止まってしまいます。
11月は教会では「死者の月」と呼ばれ、天の御国におられる今は亡き方々のことを偲んで祈る月です。学校でも、生徒一同心を合わせ、学校の恩人やそれぞれの親しかった方、家族の方々のことを思い起こして追悼の祈りを捧げます。
天の御国は、コスモス畑のような調和のとれた美しい世界なのかもしれません。「わたしの父の家には住むところがたくさんある。あなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、あなたがたを私のもとに迎える。こうして、私のいる所に、あなたがたもいることになる。」(ヨハネ14章2,3)とイエス様が教えてくださった場所は、平和と喜びに満ちた永遠の住まいです。コスモス畑を眺めていると、そんな永遠の住まいを見る思いがしてきました。

放射線の実験

2021年11月1日 高等学校

12年生(高3)物理の授業で、日常生活では目には見えない放射線を見る実験を行いました。ドライアイスから出る霧に満たされた箱を通して、放射線を見ることができました。

また、たくさんのさいころを振ってみることで、放射線の半減期がどれぐらいなのかを擬似体験することもしました。本筋とはずれますが、500個ものさいころを振ってみる光景は壮観でした。

放射線を見ています

 

たくさんのさいころを振って半減期を模擬体験しました

 

実験の後、ドライアイスが余ったので、ドライアイスに圧力をかけて、気体である二酸化炭素が液体になる現象を観察しました。それでもドライアイスがまた余っていたので、ドライアイスが中に詰まったシャボン玉を作りました。

圧力をかけて二酸化炭素を液化させます

 

ドライアイスの詰まったシャボン玉

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