小林聖心
女子学院
ブログ
国際理解の新しい引き出し
12年生(高3)は国際理解教育の一環として、
人と人との繋がりの中で共通の考えを見つけ出していくことが真の




寒波の置きみやげ
学校のあちこちには、記録的な寒波と言われた昨日子どもたちが遊んだ跡が残っていました。寒い日々はもう少し続きそうです。


楽しい雪遊び!
記録的な寒波により、小林の丘にも雪が積もりました。みこころ坂も凍り、大きなつららができました。子供たちは特別にスノーブーツや運動靴で慎重に歩いて、登校しました。「こんなにたくさんの雪は初めて見る!」と朝の運動場では、雪だるま作りや雪合戦を楽しみました。神様から雪のプレゼントをいただいた一日になりました。
海外大学進学講座最終回
1月21日(土)、5回にわたる海外大学進学講座の最終回が行われました。この講座では、毎回英語エッセイの課題が課され、海外大学に出願するにあたっての自分の思いを明確にさせたり、考えをまとめていくコツやヒントをいただいたりしました。最終回もすべて英語でやりとりが行われ、講座開始時と今とで、


算数のプリントにチャレンジ!
Stage Ⅰ(1年生~4年生)では、算数の学習の定着を図るために「みこころタイム」とよぶテストを行っています。今朝はその3回目となります。子供たちは自分の実力を発揮しようと真剣に取り組みました。学年末に向けて、学びを深めていきます。
百人一首大会


丘の学び舎 その129
今朝は雪の予報が出ていましたが、学校近辺は冷たい雨でした。暦の上では大
寒が過ぎ、これから三寒四温を経て、徐々に春になっていきます。キャンパス
の樹々もすっかり葉っぱを落として寒々としていますが、幹の中では春の準備
をしているのでしょう。
こんな季節でも、キャンパスで子どもたちの楽しみは尽きることがありません
。校門から入ると、いつも下を向いて何かを探しながら歩いている小学校。先
日も1・2年生が「シダーローズ、シダーローズ」と呟きながら、身をかがめて
拾っていました。「シダーローズ」とは、ヒマラヤ杉の松ぼっくりです。バラ
の花のような形をしていて、とても美しいです。子どもたちにとっては、何も
かもが宝物です。小さな指で拾っては、袋に詰めて誇らしげです。
学校では、それぞれの学年が、締めくくりの時期を迎えています。学習面で、
また普段の生活で見かける姿にも、4月からの変化・成長を眺めるのが楽しみ
な時期です。昨年秋から、12年生、6年生、そして、9年生と校長面接が続き、
今は、9年生と話すのを楽しんでいます。
この生徒たちも、かつては、目を輝かせてシダーローズを集めていたのでしょ
う。中学生になる年の2月頃から新型コロナが拡大し、中1の新学年最初は登
校できずにオンライン授業。入学式は忘れもしない夏服姿でした。そんな中学
校生活の出だしにも関わらず、この3年間で見事に成長したことを、一人ひと
りの表情と言葉から感じ取ることができます。StageⅢとして過ごしたこ
の1年間で、すっかり上級生の姿に魅せられ、なりたい自分の姿を描きながら
、歩み始めています。
先日、一生懸命「シダーローズ」を集めていた子どもたちも、あと数年後には
このようになっていくのでしょう。子どもたちの成長を目の当たりにすること
ができて、教師冥利に尽きる日々です。
5年生読書会『若草物語』
5年生は3・4時間目に読書会を開催しました。今年の課題図書は『若草物語』(L.M.オルコット)です。約150年前のアメリカの田舎町を舞台に、四姉妹の日常を描いた世界的ベストセラーです。冬休みに全員が作品を読み、1月の授業で少しずつ準備を進めてきました。
3人グループになり、それぞれが作品を読んで感じた「問い」を出し合い、それに応える形で議論が進みました。5年生が考えた問いは、例えばこんなものです。
・なぜジョーは原稿を燃やしたエイミーを許すことができたのか?
・もし、この物語の主人公が四姉妹じゃなかったら?
・なぜメグはブルックさんのプロポーズを断ったのに気持ちが変わったのか?
・なぜクリスマスの朝食をすべてフンメル家にあげることができたのか? など
一つ一つの問いについて、特定の場面だけではなく、他の場面と関係づけながら考えを深めていきました。次のように、日々の国語の授業と関連づける考えもありました。
・自分のものを困っている人に分けてあげる行動は、国語の授業で学習したやなせたかしさんの伝記に登場したアンパンマンと似ていると思いました。
今回はワールドカフェという、メンバーを変えながら繰り返し対話を積み重ねる方法で読みを深めていきました。考えたことは目の前の画用紙にどんどん書き出していきます。頭と手と口をフル回転した2時間でした。対話を通して画用紙はあっという間にいっぱいになり、裏面に行くグループがほとんどでした。一人の読書ではたどり着かないところに行けることが、読書会の醍醐味です。
最後に、読書会を終えて、5年生が考えた『若草物語』のキャッチコピーを紹介します。
・貧しくても、心の中の愛で乗り越えていく物語
・一人一人の大切さに気付かせてくれる話
・貧しくても家族の愛があれば毎日が楽しい
・人生は信頼と行動で変わっていく
・貧しいから〇〇ができないではなく、貧しいから〇〇ができるということに気づかせてくれる物語
・受け継がれる母の深い愛情
・貧しい人と幸せを分かち合うことの大切さを学べるお話
・愛と赦し合いであふれている家族
・時代が変わっても家族の愛と友達の大切さは変わらない
・貧しくても心はきれいであることの大切さがわかる話
・自由を望む四姉妹の物語
カトリックの女子校の生徒たちだからこそ、四姉妹たちと、時代も国境も越えて通じ合うものがあったと思います。
楽しい!お昼休み
今日のお昼休みは久しぶりに青空が広がりました。小学生は運動場で思い切り遊ぶことができました。特に今日は12年生のお姉さんが2年生と一緒に遊んでくれる日でした。みんなそれぞれに、おにごっこ、ポートボール、雲梯、サッカーなど思い思いの遊びを楽しみました。