小林聖心女子学院ブログ 小林聖心
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6年Field Trip 2日目

2023年6月14日 小学校

雨音で目が覚めた2日目。午前に予定していた散策は、雨が止むのを待ち、コースを一部変更して実施しました。散策が始まる頃には雨も上がり、雲の隙間からは青空も見えました。雨に濡れた緑はとても美しく、子供たちは何度もiPadで写真を撮っていました。

午後からは、子供たちがFTで一番楽しみにしていた高山散策。日下部民藝館で昔の暮らしを学んだり、古い街並みの景観を見たりしながら、同時に、高山グルメを味わったり、いろんなお店で買い物を楽しんだりしました。

あるお土産屋さんでは、小林聖心の子供たちだと分かると随分と値引きしてくれました。実はこのお店、現10年生が6年生の時、ある班が雷雨を凌ぐために雨宿りをさせていただき、さらに、教師に連絡するために電話まで貸していただいたお店なのです。その時の礼儀正しい子供たちの姿をよく覚えてくださっていて、今日の出来事につながりました。とても誇らしい気持ちになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は夕食後も活動が盛りだくさんです。

まずは高山の伝統工芸、一位一刀彫師の津田さんのお話を伺いました。子供たちの成長が見えたのは質問コーナー。これまでたくさんのインタビュー学習を経験してきた子供たちは、次々と手を挙げました。核心をつく質問に、津田さんも思わず「いい質問ですねえ」とおっしゃってくださいました。「感動を忘れないことが大切。そこから次のものが生まれる」「うまくいかない時は、それを目の前から隠す。そればっかり見ない」など、一位一刀彫に限らず、子供たちの生活にもつながるお話でした。

最後は、さるぼぼ作りです。飛騨の言葉で「さるの赤ちゃん」を意味するさるぼぼは、健康や縁結びなどの願いがこめられたお守りです。子供たちは針と糸を器用に使い、とても上手に仕上げました。同じように見えても一つ一つ個性があり、みんな自分のさるぼぼが一番かわいいと思っていることでしょう。

2日目を終え、疲れも見え始めています。疲れてくると心の余裕も失いがちです。子供たちの心が試される時。いい思いも苦い思いも、すべて友達と共有(sharing)することを通して、心を磨いてほしいと思います。

6年Field Trip 1日目

2023年6月13日 小学校

六月中旬にも関わらず残雪まぶしい穂高連峰。
目の前に広がる絶景のパノラマ!
6年生は今、上高地(長野県)に来ています。

3泊4日の第一日目。好天に恵まれた上高地の涼しい風に吹かれながら、子供たちは絵手紙の絵を描きました。時々、冷たい梓川の水に手をつけたり、ボーッとしたりしながら、大自然の中で贅沢な時間を過ごしています。絵手紙に家族へのメッセージを添えて、明日の朝投函します。届くのは、子供たちが帰るころかも知れません。

班長を中心に早めに声をかけて時間に遅れないようにするなど、これまで4年LSC、5年FTと積み上げてきた経験を生かしています。

3泊4日の長丁場では、様々なトラブルが起きるでしょう。そんな時は、各班が決めた合言葉「みんなの良いところを探そう」「気持ちを言葉に」「歌っているときのように明るく」などを思い出して、自分たちの力で乗り越えていくことを期待しています。

 

運動会へ向けて その5

2023年6月12日 小学校

小学校校舎のエントランスに応援のメッセージが並びました。
今週の土曜日にあるStageⅠ運動会に向けて、StageⅡの5年生、6年生が書いてくれたものです。
いつも一緒にお掃除をしているお姉さんたちの応援メッセージを、StageⅠの子どもたちが嬉しそうに見ていました。

丘の学び舎 その143

2023年6月12日 校長室より

梅雨らしいお天気が続いています。小学校では、17日のステージⅠ運動会に向けて、準備に余念がありません。中高では、先週、中間試験が終わりました。いよいよ、夏本番を迎える準備が始まっています。その一つが4年ぶりの水泳授業です。

まずは、3年間、新型コロナのために、全く使っていなかったプールの清掃です。ずいぶん、藻が生えてしまいました。校内ボランティアで中高生が集まり、先生方と一緒になって、大掃除となりました。皆で力を合わせて気持ちよく働き、どんどんきれいになっていきました。

小林聖心のプールは、1967年、新体育館(現在もそのまま呼ばれています)とともに完成しました。体育教育に関しては相当控えめであった小林聖心が、体育の服装をキュロットスカートからブルマーに変える等、変革の時を迎えていました。子どもたちの体を鍛えるという優先課題の下、新たな取り組みが始まりました。水泳の授業もその一つだったことでしょう。子どもたちが活き活きと水泳を楽しむようになった姿を想像することができます。創立50周年に向けて、小林聖心が新しい時代に入っていった頃のことです。

この3年間、水泳部の生徒たちには、とても悔しい思いをさせてしまいました。学校にプールがあるのに練習できないもどかしさに耐えて、プール再開を待ってくれました。今年は、そんな思いをバネに、力いっぱい練習できますように。そして、それぞれが持つ記録を伸ばすことができるようにと願っています。

運動会へ向けて その4

2023年6月8日 小学校

1年生のダンスです。
場所を移動したり、グループで集まったりと、動きも様々です。
入学から2カ月の間に、ずいぶん成長しました。
小さな体をいっぱいに使って踊る姿がかわいいです。

プール掃除

2023年6月7日 小学校

3年間使っていなかったプールを、今年は使うことになりました。
予め業者の方が入って設備を整え、次に先生方も掃除をしました。
そして今日、ボランティアの児童たちが、ほとんど水を抜いたプールに入り、みんなで壁や底をこすりました。
今日は暑い日だったので、水の冷たさが心地よかったです。

運動会へ向けて その3

2023年6月6日 小学校

3年生が学年合同の体育授業で、運動会に向けたダンスの練習をしていました。
表情豊かに踊るだけではなく、隊形の移動もよりダイナミックでした。
広い運動場での、力いっぱいの演技が楽しみです。

丘の学び舎 その142

2023年6月6日 校長室より

先週は、台風と梅雨が重なって、日本全国、大雨に見舞われました。統計によれば、100年に1度くらいの異常な降り方だったところもあったようです。公共交通にも大きな影響が出ました。気をつけたいシーズンです。

気温が上昇し、湿度が高くなるこの時期、キャンパス内の苔むしたところで、にょきにょきと顔を出してくるのが、色々な種類の「キノコ」です。今朝も正門を上がったところで、小学生が、「シスター、キノコが生えています」と教えてくれました。名前は全くわかりませんが、結構大きいキノコがいくつも出ています。早速写真を撮りました。

写真を撮りながら、ふと思い出したのが、聖心会第6代総長、天性の教育家といわれた、マザー・ジャネット・アースキン・スチュアートの言葉です。「あなた方はキノコのようにではなく、木のように成長しなければなりません。」 キノコは地中深いところに枝状に張り巡らされた菌糸の緊密なネットワークからニョッキリと顔を出す、とても不思議な植物です。見た目はかわいいのですが、簡単にポロリと折れてしまうことを、マザー・スチュアートはいいたかったのでしょうか。

この言葉と重なって聴こえてくるのが、聖心会初代総長聖マグダレナ・ソフィア・バラの言葉です。「家を屋根から建ててはいけません。」フランス語で、急いで見栄えの良いものを作ろうとすることを「家を屋根から建てる」というのだそうです。

人間はまず土台から、自分という根っこをしっかりと下しながら、時間をかけて木のように成長していくことが大切です。小中高というかけがえのない時間。まずはしっかりと根っこづくりができますように。

野菜の花

2023年6月5日 小学校

2年生は生活科で一人ひとりが育てている野菜の苗を観察しました。
「花が咲いてる!」
トマト、ナス、キュウリ、オクラがそれぞれ大きくなって花をつけていました。
水と太陽の光をあびて、夏休み前には実をつけるでしょうね。2年生は楽しみです。

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