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丘の学び舎 その137

2021年8月30日 校長室より

いよいよ夏休みが明けて、始業の日を迎えました。残暑というよりは盛夏を思わせられる気候の中、学校が再開します。但し、若年層における新型コロナの感染急拡大の影響を鑑み、小学校では普通の授業を行いますが、中学と高校では、9月1日からオンラインでの授業ということになりました。小学校も、中高も、健康に過ごし、それぞれの形で学びを続けていきます。
この夏、校舎のあちらこちらで模様替えが行われました。そして、北門付近には、新しい小屋が設置されました。マイヤークラブお迎えの駐車場を見守ってくださる、守衛さんのための詰め所です。当初は、既成のものを設置することも考えましたが、緑豊かな小林聖心の景観に相応しいものにしたいということで、「兵庫県立山の学校」(穴栗市)に制作を依頼することになりました。「山の学校」で森林実習などに励んでいる生徒さんが授業の一環として作ってくださることになりました。
先週の金曜日、トラックで搬入された小屋の本体に、窓や屋根、扉がつけられて、完成しました。杉の温もりと、手作りの温もりあふれる作品です。最後の仕上げに取り組む生徒さんの姿には充実感が感じられ、こちらも嬉しくなりました。この時の様子は、8月28日㈯の神戸新聞朝刊に掲載されました。
この小屋のために何度も足を運んでくださった「山の学校」の校長先生をはじめ、指導に当たってくださった先生方、そして7名の生徒さんに心からお礼申し上げます。これからこの小屋を目にする度に、皆さんのことを思い出すことでしょう。小林聖心にまた一つ貴重な建造物が増えました。大切に使わせていただきます。

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