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校長より
2022.10.24
丘の学び舎 その190

先週の土曜日、暑くもなく寒くもない体育祭日和の中、StageⅡ体育祭が行われました。5年生~8年生が学年対抗で競いました。12年一貫で、しかも4-4-4制で行事をつくっているからこその、充実した体育祭でした。
小学生と中学生では力の差があって可哀そう、と思われるかもしれませんが、この4学年は発達段階から考えれば、身体能力は拮抗しています。しかも、5年生ぐらいからは、学年として力を合わせて、お姉さんたちにチャレンジしたいという気持ちが芽生えるようになります。とても自然なことです。そして、チャレンジすることを通して、モデルであるお姉さんたちに近づこうとします。
更に、8年生がリーダーシップの経験を積めることは、とても大切なことです。中高6学年で競う時には考えられなかった成長の時となります。4学年をまとめながら体育祭の運営がスムーズにいくように、一生懸命準備して体育祭当日を迎えます。この数日だけでも、8年生はずいぶん成長しました。
5年生、6年生は本当によく頑張りました。得点はかなり接近していました。口々に「楽しかった」「お姉さんたちを負かすぐらいのところまでいった」と満足げに帰っていく子供たちを見送りながら、今回の経験が、やがてチャレンジを受ける側、そして、全体をリードする側に立った時につながることを願わずにはいられませんでした。
今年度の運動会・体育祭はすべて終わりました。どの体育祭でも、生徒が本気の姿を見せてくれました。本気で取り組むことは楽しいことです。小林聖心の体育行事の楽しさは、この本気から来ています。本気で競い合い、また、本気で協力して、一つの行事を作り上げていく。この経験が、子どもたちを成長に導いてくれます。

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