キルギスにいる友達と



6年生 Field Trip 第3日目
3日目は気温がぐっと下がったものの、雨が上がり、澄んだ空気が心地よい朝を迎えました。
午前中は、高山陣屋を訪れました。高山陣屋とは江戸時代、飛騨国が幕府直轄領となった際、飛騨国を治めるために、それまで藩主だった金森氏の屋敷を今でいう「役所」として利用したものです。その陣屋を見学した後、陣屋前で毎朝開催されている「朝市」でお買い物をしました。飛騨の方言で優しく話しかけてくれるおばさんとのコミュニケーションも楽しみました。さらに、昨晩、一位一刀彫についてお話をしてくださった津田さんが営む津田彫刻を訪れ、お土産を買ったり、実際の製作現場を見学したりしました。
その後、バスに乗って「まつりの森」へ移動。ユネスコ無形文化遺産にも登録されている高山祭を彩る絢爛豪華な「祭屋台」のミュージアムを見学しました。高さ8mの屋台に圧倒され、精巧な作りのからくり人形の動きに驚嘆しました。
午後は、子どもたちが楽しみにしていた高山グループ散策。自分たちで立てた3時間の活動計画に沿って町歩きをすることにワクワク、ドキドキ。地図を片手に美しい町並みを歩きながら、日下部民芸館や山桜神社、高山昭和館などにも足を運びました。そして、飛騨牛コロッケや団子など飛騨の食文化もたっぷり堪能しました。
素晴らしかったのは、どのグループも集合時間に遅れることなく、きっちりと宿舎に戻ってきたことです。3日目に入り、グループの結束力が強まってきました。
夕方、宿舎に戻り、地元の方に教えてもらいながらのさるぼぼ作りも楽しみました。
歴史、祭り、伝統工芸、町並み、食文化など、いろいろな飛騨を味わう一日となりました。
勤労感謝週間
先週1週間は、日頃の学校生活でお世話になっているさまざまな方に感謝するということで、高校生徒会が企画した「勤労感謝週間」でした。敷地内の大量の落ち葉掃きなど、いつもいつの間にかやっていただいていることを自分たちがやることで、日々支えて下さる方々のありがたさを改めて感じた1週間でした。
来週から後期中間考査の1週間前に入ります。学校は、これからテストに向けて、そしてクリスマスの準備に向けてと、年の瀬を感じるシーズンになります。
6年生 Field Trip 第2日目
6年生Field Trip2日目はあいにくの雨でしたが、
子どもたちは元気に活動を行いました。
午前中は白川郷荻町を散策しました。グループに分かれて訪れたのは合掌造り民家の中を見学できる和田家、神田家、長瀬家、ゆめろむ館です。昨日、森のガイドウォークで見せていただいた合掌造りの材料が、実際にどのように使われているのかを確かめることができました。大きな屋根が特徴的な合掌造りですが、釘を使わずに、山で調達できる材料だけを用いて太い丸太を組んでいる様子がよく分かりました。どこに、どんな材料を使えば長持ちする家になるのかといった技術は、村のみんなで行う改修作業の時に、次の世代へと引き継がれていくそうです。
午後に予定していた新穂高ロープウェイは、強風のため第二ロープウェイが運休していましたが、標高1308mのしらかば平駅まで行きました。ビジターセンターを訪れたり、硫黄の匂いがただよう足湯を楽しんだりしました。雨のためか、寒さも思っていたほどではありませんでした。
夕食後は、高山の伝統工芸である一位一刀彫り師の津田さんのお話を聞きました。なぜ「イチイ」の木なのか、なぜ「一刀彫り」と呼ばれるのかについて分かりやすく説明してくださいました。イチイの木がもつ白太と赤太の美しさを生かした小鳥やフクロウなどの作品を見た子どもたちは口々に「かわいい!」と声を上げていました。一方で、後継者不足や良質な木材の不足によって、この伝統の技が今後どうなっていくのかは見通せないというお話もしてくださいました。そして、兵庫の伝統工芸にも目を向け、みんなで守っていってほしいというメッセージをいただきました。子どもたちは時間いっぱいまでたくさんの質問をしていました。
伝統を守り継ぐというのは、「人」あってのことだと改めて感じた子どもたちです。
丘の学び舎 その149
先週の木曜日、11月18日は、聖心女子学院の二人目の聖人、聖フィリピン・デュシェーンのお祝い日でした。世界中の聖心女子学院でこの日をお祝いしますが、アメリカでは特に大きなお祝い日です。聖フィリピン・デュシェーンは、フランスからアメリカに渡って現在のアメリカ・カナダの聖心女子学院25校をはじめ、南北アメリカ大陸の聖心女子学院の礎を築いていくださったからです。
歴史は、1818年に遡ります。ヨーロッパの女性がアメリカ大陸へ渡って開拓の一翼を担うことは珍しい時代です。5人の聖心会のシスターは大西洋の荒波を越えてアメリカに渡ると、中西部の都市セントルイス、セントチャールズを皮切りに、次々と学校を設立していきました。子供たちの教育に尽力する一方、土地を開墾して作物を育てたり、家畜の世話をしたりと、朝から晩まで働きづめの日々が続きました。
もう20年以上も前のこと。初めてセントルイスの町を訪問した際、開拓記念のモニュメントに刻まれた開拓者の名前の筆頭に「Philippine Duchesne」を発見した時の感動は、今でも忘れることができません。聖心女子学院を始めたということもさることながら、アメリカという土地に根付き、アメリカを拓くことに一生を捧げた女性なのです。フィリピン・デュシェーンが聖人の位に挙げられたのも、フィリピンが愛してやまなかった先住民族ポトワトミの人々との間の友情があったからこそです。
毎年、このお祝い日の頃になると、「Crossing Frontiers」というフィリピンの生き方を思い出します。地理的、文化的、あるいは、人と人との間の様々な境界を越えることの大切さ、そして、それは自分にとって居心地のよい小さな枠組みから一歩出ていくことから始まるのだということを教えてくれます。グローバルな時代、そして連帯が求められる時代に、忘れてはならない姿勢です。今年も生徒と共に聖フィリピン・デュシェーンへの祈りを捧げながら、私たち自身「Crossing Frontiers」を生きる恵みに与ることができるようお祈りしました。
6年生 Field Trip 第1日目
六月に実施予定だった6年生のField Tripが、いよいよ今日から始まりました。お昼に高山ラーメンをいただいた後、白川郷に到着。
早速グループに分かれ、森のガイドウォークに出かけました。合掌造りに必要な材料はすべて白川郷の森の中にあることを、実物に触れたりクイズに答えたりしながら学びました。材料だけではなく、村の人みんなが合掌造りの改修に関わる「結(ゆい)」の文化も世界遺産に選ばれたポイントであることを教えていただきました。
その後、現在、白川郷に住んでおられる方々から、世界遺産の村に住むことの良さや難しさについて、自分たちが考えた質問に応えていただくインタビュー学習を行いました。「世界遺産になることで大変なこともあるけれど、コロナ禍で海外からの観光客がいなくなってしまった今、やはりたくさんの方に来ていただくことが、白川郷のためになると実感している」と話してくださいました。
ガイドブックには載っていない、白川郷の人々が守り継いできた文化や想いに触れる、貴重な時間となりました。
クリーナー当番
チョークの粉で汚れた黒板消しをきれいにするために、廊下に黒板消しクリーナーが置いてあります。
クリーナーはチョークの粉を吸い取ってくれるのですが、中にあるフィルターを時々掃除する必要があります。
そこで、整美部では当番を決めてフィルターを水洗いして干しておきます。
今日も昼休みにクリーナー当番が、フィルター掃除をしてくれました。
シェルピンスキーの四面体
12年生(高3)の数学Ⅲの授業では、教科書の学習は既に一通り終えていて、最近は問題演習に取り組んでいます。今週の授業では、「シェルピンスキーの四面体」を作ることにチャレンジしました。受験の近づく今、普段の問題演習では自分一人でじっくり考える時間が多くなってきていますが、みんなで協力して大きな作品ができることに満足感を得られたようでした。
シェルピンスキーの四面体とは?(京都大学・立木(ついき)先生のwebページへ)
1年生の参観日
今日は1年生の参観授業がありました。
それぞれのクラスで、国語と算数の授業を見ていただきました。
国語は「じどう車くらべ」、算数は「くり下がりのあるひき算」でした。
子どもたちは見ていただくのがうれしいのでしょう。
張り切って授業に参加していました。